1歳をすぎて活動範囲が広がってくると、
- いろんな物をつかんだり、離したりするようになった
- 色に興味を持つようになってきた
- 磁石をくっつけたり、離したりするのが好き
こんなことはありませんか?
そんな時期におすすめなのが、「カラーマグネットの色合わせ」の活動です。
どんな効果がある?
カラーマグネットの色合わせは、子どもが本来持つ「成長する力」を発揮できる活動です。
- 目で見たり、触ったり、感覚からの刺激をたくさん吸収したい
- 思うように手を動かせるようになりたい
そんな子どもの欲求を満たしてくれます。
具体的には、こんな感じです。
- 目で見て、色の違いを見分ける
→ 視覚を発達させる
- 自分の思う場所にマグネットを置く
→ 運動機能を発達させる
このような活動を通して、感覚教育の下地を築いていくことができます。
何歳からがおすすめ?
はじめるタイミングは「敏感期」に合わせるのがポイントです。
具体的な子どもからのサインはこんな感じ。
- 色に興味が出てきた
- ものをつかんだり離したりする動きをよくする
わが家では、磁石をくっつけたり取ったりするのが好きな時期に用意してみました。
家の冷蔵庫やゴミ箱にマグネットをペタペタ |
目安としては、1歳半ごろから取り組める活動です。
ただ、年齢にこだわらなくても大丈夫です。
子どもは そのときの成長に1番必要なものに強く興味をもちます。
子どもを観察して、ちょうどよいタイミングで 子どもに合ったお仕事を用意していきましょう。
作り方|カラーマグネットの色合わせ(無料データ配布)
簡単に手づくりできるので、子どもの発達のタイミングに合わせてぜひ用意してみてください。
※ マグネットの図案は無料ダウンロードできます
- カラーマグネット 直径3cm
(赤、青、黃、緑を各8個) - ホワイトボード 内寸26✕36cm
- 3分割のケース(マグネットを入れる)
- 4分割のケース(マグネットを入れる)
材料は、百均かホームセンターで揃えることができます。
ホワイトボードはA4サイズでもOK。
A4サイズの場合は、マグネットの見本がホワイトボードに収まるようにカットしてください。
マグケットを入れるケースは、3分割と4分割を用意。
最初は3色でスタートし、慣れてきたら4色にしていきます。
- マグネットパターンを印刷する
下に記載しているPDFデータをご活用ください。
- ベーシックな色のカラーマグネット用
- ダイソーのカラーマグネット用
の2種類を用意しました。
《 ベーシックなカラーマグネット 》
▼ 3色シート
▼ マス目シート
《 ダイソーのカラーマグネット 》
▼ 3色シート
▼ マス目シート
- ラミネートする
ホワイトボードがA4サイズの場合は、ボードにおさまる大きさにカットします。
ラミネートが動かないように、裏面の四隅にマグネットシートを貼るのもおすすめ
これで完成!
カラーマグネットの色合わせのお仕事
始める前に、ゆっくりとやり方の見本(モンテッソーリ教育では「提示」と言います)を見せましょう。
「提示」について詳しく知りたい方は、 こちらをぜひご覧ください。
ステップ1:マグネットを色分けする
最初は、カラーマグネットを赤、青、黄に色分けする活動をしてみましょう。
《 準備するもの 》
- カラーマグネット(赤、青、黄)
- ホワイトボード
- 3色のシート
- 3分割のケース
カラーマグネットを同じ色のところに置いて、色分けしていきます。
ステップ2:「3×3マス」のマグネット
3色の色分けに慣れ親しんだら、マス目にカラーマグネットを置いていく活動もしてみましょう。
《 準備するもの 》
- カラーマグネット(赤、青、黄、緑)
- ホワイトボード
- 「3×3マス」のマグネットパターン
- 3分割のケース
- 4分割のケース
同じ色のマグネットをピッタリと重ねる活動です。
最初は3色(赤、青、黄)から始めて、慣れてきたら4色(赤、青、黄、緑)をやってみましょう。
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図案も簡単なものから複雑なものへと徐々にステップアップしていきましょう。
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ステップ3:難易度を上げていく
「3×3マス」に慣れ親しんできたら、「4×4マス」→「5×5マス」と徐々に難易度を上げていきます。
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4×4マス | 5×5マス |
さらに次のステップは「色板」のお仕事です。
同じ色を合わせる「ペアリング」だけではなく、色を段階づける「グレーディング」の活動にも進んでいきます。
まとめ カラーマグネットでおうちモンテ
磁石をくっつけたり外したりするのが好きな子どもにぴったりの「カラーマグネットの色合わせ」の活動。
わが家の次男は、ゴミ箱や冷蔵庫にマグネットをつけるのが大好き。
思い切ってゴミ箱にマグネットパターンを貼ってみました。
マグネットで遊びながら、ついでにパターンの色合わせもしている、という感じで楽しんでいました。
子どもの興味に合わせて、マグネットパターンをぜひ活用してみてください。