子連れ旅

ビザ申請が必要になった中国|ノービザでも6日間滞在できる!

この記事は、2024年1月時点の情報をもとに作成しています。
最新情報は随時確認をお願いします。

 

2024年の1月上旬に、ノービザ(トランジットビザ)で上海に6日間滞在しました。

実際にやってみたり、調べたりしたことをまとめて、ご紹介します。

これから中国旅行を楽しむ方の参考になれば嬉しいです。

 




中国の入国には、絶対にビザ申請が必要?

パンデミック後、ビザ申請が必要になった中国。

このビザ申請がかなり面倒くさいのです‼︎
※詳しくは「中国ビザ申請サービスセンター」の内容をご確認ください。

何とかビザ申請せずに入国できないのでしょうか…?

結論、トランジットビザであれば、場所と滞在日数によっては入国が可能です。

詳しく見ていきましょう。

具体的な内容を順番にご紹介します。

 

トランジットビザとは?

まず、トランジットビザについて。

トランジットビザとは

飛行機の乗り継ぎをするために経由する国で、空港を出て一定時間その国に入国するためのビザ

特に事前申請は必要なし。
利用条件を満たしていれば、その場で入国カードを記入するだけでOK。

 

具体的にいうと、こんな感じで入国します。

出発地 経由地 目的地
日本
(羽田)
中国
(上海)
タイ
(バンコク)
10:00着 ←  11時間  →
この間、入国可能
21:00発

 

この場合でいうと、経由地の上海で乗り継ぎ。
つまり、別の飛行機に乗り換えます。

次の飛行機の出発まで11時間。

この間は、空港から出て上海の街を観光したり買い物したりすることができます。
もちろん、ノービザ(ビザ申請不要)で入国可能。

出発の2時間前には空港に戻ったほうがよいので、街中で遊べるのは実際には8時間ほどの見積もりです。
乗り継ぎ待ちの時間は、外に出ずに空港の中で待っていてもOK。

このトランジット入国を最大限に利用すると、ビザ申請なしで中国に3〜6日間滞在することができます‼︎

 

中国トランジットビザの利用条件は?

中国でトランジットビザを使って入国する場合、利用条件は4つ。

  1. 日本のパスポートを所持している
  2. パスポートの有効期限が3カ月以上ある
  3. 次の国への航空券がある
  4. トランジットビザ用の入国カードを記入する

JETRO国家移民管理局、72時間・144時間トランジットビザ免除手続きを解説」参照

 

①に関して、中国がトランジットビザでの入国を許可した国の公民であれば、日本以外のパスポートでも利用できます。
アジア、欧米などの40か国ほどが対象になっています。

③の条件を詳しく説明すると「72時間もしくは144時間以内の搭乗日と座席が確定された第三国・地域への乗り継ぎ航空券または関連証明書類を所持していること」になります。
港から出国する場合は、乗船券または関連証明書類が必要です。

④については「トランジットビザ用の入国カードの書き方」で詳しく説明します。

 

トランジットビザで滞在できる都市と滞在可能な日数

まず、中国が提示している「トランジットビザで滞在可能な日数」について。

滞在できる時間の計算方法はこちら。

トランジットビザで入国する場合、入国翌日の0時から起算して72時間もしくは144時間以内に出国しなければならない

 

具体的な例を出して見てみましょう。

《トランジットビザで上海から入国する場合》

1/7の午前10時に上海からトランジットビザで入国すると、1/13の24時までに出国しなければなりません。

図解すると、こんな感じ。

1/7
午前10時
1/8
午前0時
1/13
20時
1/13
24時
入国 出国
   実際に入国できるのは、158時間(6日と14時間)   
余白時間
14時間
         144時間(6日間)         

 

入国翌日の0時から起算、というのがポイント。

この余白時間をうまく使えば、より長く滞在を楽しめます。

つまり、日付変わってすぐの午前0時すぎに入国すれば、余白時間がほぼ丸1日追加され、7日間近く滞在できるということです。

反対に、日付が変わる直前の深夜23時に入国すると、余白時間がほぼゼロになります。

 

続いて、「中国のどの都市に、どれだけの時間滞在できるのか?」について。

まとめたのがこちらの表です。

国家移民管理局」のHPを参照して作成しました。

《中国のトランジットビザで入国できる都市と滞在可能時間》

  滞在可能範囲 都市 空港・港
72

湖南省 長沙
(长沙)
長沙黄花国際空港
(长沙黄花国际机场)
ハルピン市
(哈尔滨市)
ハルピン
(哈尔滨)
ハルピン太平国際空港
(哈尔滨太平国际机场)
桂林市 桂林 桂林両江国際空港
(桂林两江国际机场)
滞在可能範囲 都市 空港・港
144

北京市
天津市
河北省
北京 北京首都国際空港
(北京首都国际机场)
北京大興国際空港
(北京大兴国际机场)
北京西駅
(北京西客站)
天津 天津浜海国際空港
(天津滨海国际机场)
天津国際郵輪母港
(天津国际邮轮母港)
石家庄 石家庄正定国際空港
(石家庄正定国际机场)
秦皇島 秦皇島海港
(秦皇岛海港)
上海市
江蘇省
(江苏省)
浙江省
上海 上海虹橋国際空港
(上海虹桥国际机场)
上海浦東国際空港
(上海浦东国际机场)
上海港
(上海海港口岸)
上海鉄道駅
(上海铁路口岸)
南京 南京禄口国際空港
(南京禄口国际机场)
杭州 杭州粛山国際空港
(杭州萧山国际机场)
寧波
(宁波)
寧波国際空港
(宁波栎社国际机场)
広東省
(广东省)
広州
(广州)
広州白雲国際空港
(广州白云国际机场)
深セン
(深圳)
深セン宝安国際空港
(深圳宝安国际机场)
掲陽
(揭阳)
掲陽潮サン国際空港
(揭阳潮汕国际机场)
遼寧省
(辽宁省)
瀋陽
(沈阳)
瀋陽桃サン国際空港
(沈阳桃汕国际机场)
大連
(大连)
大連周水子国際空港
(大连周水子国际机场)
山東省
(山东省)
青島
(青岛)
青島国際空港
(青岛胶东国际机场)
青島港
(青岛海港口岸)
重慶市
(重庆市)
重慶
(重庆)
重慶江北国際空港
(重庆江北国际机场)
成都楽山(乐山)
徳陽(德阳)遂寧(遂宁)
眉山雅安資陽(资阳)
内江自貢(自贡)
瀘州(泸州)宜ヒン(宜宾)
成都 成都双流国際空港
(成都双流国际机场)
西安市
咸陽市
(咸阳市)
西安 西安咸陽国際空港
(西安咸阳国际机场)
アモイ市
(厦门市)
アモイ
(厦门)
アモイ高崎国際空港
(厦门高崎国际机场)
アモイ港
(厦门海港口岸)
武漢市
(武汉市)
武漢
(武汉)
武漢天河国際空港
(武汉天河国际机场)
昆明市 昆明 昆明長水国際空港
(昆明长水国际机场)

※海南省は例外的に30日間ビザなしで入国可能。ただし、活動範囲は海南省に限る。
参照:「JETRO海南省へのビザなし渡航対象を日本含む59カ国に拡大

 

注意点について、詳しくは次でご紹介します。

 



中国トランジットビザの注意点

ビザ申請なしで中国旅行ができる、超便利な中国トランジットビザ。

ただし、以下の内容に気をつけて利用しましょう。

  1. トランジットビザで入国できる都市は限られている
  2. 都市によって滞在可能時間は違う
    (例えば、北京や上海は144時間、ハルピンは72時間)
  3. 入国した都市周辺は移動可能だが、それ以外の地域には滞在できない

 

①②に関しては「トランジットビザで滞在できる都市と滞在可能な日数」の表を確認すればOKです。

主要な都市はトランジットビザで入国できますが、この表に載っていない都市には、トランジット入国はできません。

例えば、蘭州敦煌に行きたい場合はトランジットビザでは入国できないので、事前に観光ビザを申請する必要があります。

 

③に関しては「トランジット入国中は、中国各地を好きなように動けない」ということです。

つまり、こういうことです。

上海でトランジット入国して、蘇州で宿泊する

(同じトランジットエリアに指定されているため滞在可能)

 

上海でトランジット入国して、移動して北京に宿泊する

(別のトランジットエリアなので、北京には滞在できない)

 

トランジット入国する都市の「滞在可能範囲」をよく確認して、旅行計画を立てましょう。

 



トランジットビザ用の入国カードの書き方

トランジットビザで入国するには、専用の入国カードの記入が必要です。

カードの正式名称は

「ARRIVAL CARD FOR TEMPORARY ENTRY FOREIGNERS」

中国語表記では「临时入境外国人入境卡」と言います。

表面 裏面

入国検査のところに、記入用紙が用意されています。

記入場所では、ボールペンがなかったり、あっても使えなかったりします。
ボールペン1本は手持ちのバッグで持参するのがおすすめです。
海外あるある。

記入の見本が提示されているので、これを参考に記入していけば大丈夫です。

記入するときに迷いやすいポイントについては、詳しくご紹介します。

  • 滞在先は、ホテルの名前と簡単な住所でOK(例︰〇〇酒店、上海市浦東区)
  • 電話番号は、日本のものでもホテルのものでもOK
  • メールアドレスは記載しなくても問題ない
  • サインはパスポートと同じものを記入

 

記入できたら、入国検査のゲートへ向かいます。
通常の入国とは別のゲートになっています。

「24/144小时过境(24/144H Transfer)」と表示されているゲートで検査を受けます。

検査官はフツーに中国語で話しかけてきます(わが家の担当官だけかもしれませんが…)。

質問は基本的な内容のみでした。

  • 入国の目的 → 観光、旅行
  • 滞在日数、いつ出国するか → 6日間、1月13日
  • 次はどこに向かうか → ベトナム

中国語を習った人なら応えられる簡単な内容でした。
中国語に不慣れな方は、事前にGoogle翻訳の中国語をダウンロードしておくのがおすすめです。

検査を問題なく通過できれば、無事にトランジット入国が完了。中国旅行を思いっきり楽しんでください!

 

アライバルカードは、出国の際にもまた必要なのでパスポートと一緒に保管しておきましょう。

 

まとめ ノービザでも中国に6日間滞在できる

超面倒くさいビザ申請が必要になった中国。

でも、トランジットビザという裏技を使えば、ビザ申請しなくても最大6日間滞在することができます

長期滞在でなければ、行きたい都市に気軽に遊びに行けて便利です。

 

以前のように、またノービザで15日間滞在できるようになればいいのですが…。

政治的なところもあって、いつ復活するか(しないのか?)分かりません。

それまではトランジットビザでの入国をフル活用して中国旅行を楽しみましょう!