おうちでの性教育。
まずは絵本を一緒に読むところから始められます。
ここでは、年齢に合わせた性教育の絵本をご紹介します(年齢はあくまで目安なので参考までに)。
▼ 家庭での性教育の具体的な進め方についてはこちら。
10冊以上本を読んで、まとめてみました。

▼親の知識をアップデートすることも大切です。

【3歳から】だいじだいじどーこだ?
はじめての性教育の絵本として、おすすめです。
(2025/02/11 06:59:04時点 楽天市場調べ-詳細)
- プライベートゾーンを子どもに分かりやすく伝えてくれる
- 自分の身を守る「NO」「GO」「TELL」についても書かれている
- 自分の体は自分だけのもの。
その中でも「口」「胸」「おなか」「股」のプライベートゾーンは特に大事。 - 「プライベートゾーンを見せて」と言われたら、「イヤ」って言っていいんだよ、逃げていいんだよ。
- 自分の体が大事なのと同じように、相手の体も大事。
そんな内容を子どもに分かりやすく伝えてくれる絵本です。
【4歳から】とつきとおか
受精してから赤ちゃんが誕生するまでの様子をリアルな絵で紹介している絵本です。
(2025/02/11 06:59:05時点 楽天市場調べ-詳細)
- リアルな絵で、子どもが惹きつけられる
- 胎児が実際の大きさで描かれている
妊娠7ヶ月のときに、長男・次男と一緒に読みました。
「いま赤ちゃんはこれくらいの大きさでお母さんのお腹の中にいるね」と絵を見ながら伝えると、興味津津でお腹と絵を見ていました。
「2人も最初は、こんな風にお母さんのお腹にいたよ」ということも伝えると、嬉しそうにもしていました。
- どうやって受精するのか
- どうやって出産するのか
ということは描かれていませんが、人間の体について興味を持つきっかけになる絵本です。
ここから「受精」や「出産」について興味を広げて、性教育につなげられそう。
【5歳から】うみとりくのからだのはなし
『だいじだいじどーこだ?』から一歩進んで、多様性についても詳しく伝えてくれる絵本です。
- 子どもにも分かりやすい言葉で、多様性や相手を尊重することについて書かれている
- 自分の体は自分だけのもの
- 人にはそれぞれの価値観がある
- 自分の価値観も大事、相手の価値観も大事
- お互いに認め合おう
こんな内容が書かれています。
プライベートゾーンから さらに先に進んで、価値観の多様性や相手を認めることについて、子どもと学ぶきっかけになる絵本です。
【小学校低学年から】ようこそ!あかちゃん
「男女の性」「生殖」「出産」「さまざまな家族の形」について、分かりやすい言葉で科学的に伝えてくれる絵本です。
(2025/02/11 04:55:53時点 楽天市場調べ-詳細)
絵本の中には、「性器」「性交」など ドキッとする言葉が出てきます。
それは、正式な名前を子どもに伝え、小さいうちから正しく性について理解してもらうことを目指しているからです。
科学の本として、恥ずかしがらずに堂々と読むのがおすすめです。
6歳長男は興味をもったようで、絵本を見ながらいろいろと質問がありました。
「性」について具体的に説明するのに、おすすめの絵本です。
【10代】セイシル 知ろう、話そう、性のモヤモヤ
親と「性」について話すのは抵抗があるし、親からの話をなかなか受け入れられない10代。
そんな時期には、正しい情報を伝える本やサイトに頼るのもおすすめです。
(2025/02/11 23:06:34時点 楽天市場調べ-詳細)
- 親や友達には相談しにくい内容も網羅している
- 性についてだけでなく、心の悩みも詳しく取り上げている
- 誤った情報で自分を傷つけたりしないように配慮されている
思春期の性のモヤモヤや疑問について、専門家が詳しく丁寧に回答してくれています。
400ページ近くあって、読み応えバツグン。
体の悩み、心の悩み、セックスなど、多岐にわたる内容が取り上げられています。
本人が気になるところだけをピックアップして読むだけでも意味があると思います。
10代になると、親からよりもまわりからの情報により敏感になるもの。
セイシルのサイトもあるので、こちらも合わせて紹介するのもよさそうです。
まとめ 子どもと一緒に読みたい性教育の絵本
各年齢でおすすめの絵本や本をご紹介しました。
- 入浴後に裸のままで なかなか服を着ない
- 子ども同士でふざけてチューし合っている
- 女性の胸を触るのが好き
日常でこんな場面に遭遇したら、おうち性教育のチャンスです。
言葉だけだとなかなか伝えにくくても、絵本を使うと分かりやすく伝えることができます。
おうち性教育のスタートは、絵本を一緒に読むのがおすすめです。