わが家は、この秋に子連れ世界旅行をする予定です。
その練習として、国内長期旅行をやってみることにしました。
「せっかくならキャンピングカーみたいに気軽に寝泊まりしたいなー」
ということで、自家用車を改造(?)して あちこち旅行してみることにしました。
まずは準備編。
どんな準備をしたのか、費用はどれくらいかかったのかご紹介します。
車内で寝れるように環境整備
自家用車をホテル替わりにするのですが、そのままでは快適に寝ることはできません。
わが家の車は、はマツダのミニバンです。
背もたれを倒してもフルフラットにはなりません。
極力お金をかけずに快適に過ごせないか模索して準備しました。
写真映えするオシャレな要素はありません。
コストと機能性を重視していますので、ご了承くださいませ。
- コンパネ
- アルミシート
- 車用の網戸
- マットレス
- 敷きパッド
- ブランケット、枕
順番にご紹介していきます。
コンパネ
フルフラットになる車の場合は、いりません。出費0円!
わが家の車はフルフラットにはならないタイプ。
段差をなくすためにタオルや箱などで調整しましたが、うまくいかず…。
コンパネで平らにすると快適に寝れました。
少し傾斜にはなっていますが、わが家は気になりませんでした。
コンパネが売られているのは、ホームセンターです。
わが家が用意した大きさはこちら。
- 90 × 60 ㎝ 4枚
- 120 × 45 ㎝ 1枚
ホームセンターできれいにカットしてもらいました。
90 × 60 ㎝ は2、3列目に敷いて次男と夫婦3人が寝ます。
120 × 45 ㎝ は運転席と助手席に敷いて、長男が寝ます。
アルミシート
窓の目隠しに使います。
- 大きなビニール袋を使って、窓枠の形をマジックでなぞる
- 窓枠の形にあわせて、アルミシートをカットする
使うときは窓を少し開けて、アルミシートを挟んで目隠しにします。
ダイソーの「粘着タック」で隙間がないように貼り付けます。
何度も使えて、跡が残らないのでおすすめです。
車用の網戸
スライドドアの窓を開けて寝れるように窓用の網戸も購入しました。
amazonでは、楽天より1,000円以上お安く買えました!
どの車種のスライドドアにも調整してフィットさせることができるのでおすすめです。
でもコレ、そのまま使うと雨のときに染料がでてくるという情報をキャッチ。
そこで、お風呂場でよく洗って、1日つけ置きしました。
そのあと洗濯機で脱水して、干したら対策完了です。
実際に雨の日も使ってみましたが、染料が出てくることはありませんでした。
マットレス
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家で使っているものをそのまま持っていきました。
SD(セミダブル)タイプで、幅120×長さ195×厚み10㎝です。
マットレスの厚みが十分あるので、わが家では敷布団は使いません。
敷布団なくても、高反発でしっかりしていて快適に寝れるんです。
しかもサイズがシンデレラフィットすぎて隙間がない!
隙間を埋めるための余計な荷物が増えなくていい感じです。
敷きパッド
マットレスには、敷きパッドを敷いて寝ます。
夏はニトリのNクール敷きパッドにすると、暑さ軽減できておすすめです。
シングルサイズの布団やマットレスだと隙間ができるので、隙間を埋めるための敷きパッドも必要です。
もしちょうどよいマットレスや布団がなかったら、新たに購入せずに実家にないか確認しましょう。
実家にはなぜか布団や敷きパッドがたくさんありませんか?わが家だけ?
ブランケット、枕
家で使っているものをそのまま持っていきました。
車中泊 実際に寝るときの様子
寝るときは防犯対策をかねてアルミシートで目隠しします。
- フロントガラスは、サンシェードで目隠し
- 運転席、助手席は、アルミシートで目隠し
- スライドドアの窓は、車用の網戸を設置
- 後方の窓ガラスも、アルミシートで目隠し
- 座席シートを倒してフラットにする
- コンパネを置く
- マットレス、敷きパッドを敷く
- ここに大人2人と次男(身長90㎝)が並んで寝ます。
- 運転席、助手席にもコンパネを置き、敷きパッドを敷く
段差対策で空のペットボトルを置く | コンパネを敷く | ジュニアシート代わりの座布団の中身を出して並べる | 敷きパッドと枕をセット |
長男の身長は110㎝なので、このスペースで問題なく眠れます。
大きくなったらまた工夫しないと、です。
慣れれば、10分くらいで寝る準備ができます。
荷物は必要ないものを後方のトランクに入れ、着替えや水筒など必要なものは運転席・助手席の下やフロントガラスのスペースに置きます。
車中泊 寝具の収納方法
よく寝たあとは、出発のために片づけなければいけません。
- コンパネ4枚を後部座席にまとめる
その上にマットレスをたたんで置きます。
- 2列目の座席をおこし、1列目で使っていたコンパネを収納
- 2列目をセッティング
ジュニアシート代わりの座布団の中身も元に戻します。
- うしろのスペースに、カバンと残りの寝具を収納
片づけも10分ほどで完了します。
子連れ車中泊で持っていくもの
車中泊の準備ができたら、次は持っていくものです。
できる限り荷物が少なく、身軽に動けるようにしました。
足りなければ現地調達すればオッケーの考えです。
着替え
- 着替え 3セット分 + 予備兼寝巻き1セット
- おむつ 5枚 / 日
道すがらコインランドリーを活用します。
1週間以上の旅行でも、これでオッケーでした。
夏でよく汗をかく場合は、もう1セット用意しておくと洗濯回数が減らせてよいかも。
わが家はパジャマは持っていきません。
夏だと子どもは下着だけで寝るのでいらないですし、それ以外の季節でも外着にもなるリラックスワンマイルウェアをパジャマ代わりにします。
洗濯たまって着替えが足りないときは、そのワンマイルウェアを昼間も着て乗り切ります。
生活用品
各家庭の状況によってかなり内容がかわってくると思います。
わが家の場合はこんな感じでした。
- 充電器、インバーター
- 常備薬、子どもの薬や吸入器
- 歯ブラシセット、ヘアブラシ
- タオル6枚(家族4人分 + 予備2枚)
- 爪切り、綿棒、ワセリン
- ムヒ、虫除けスプレー
- アルコールスプレー
- 生理用品
長男はぜんそくなので、薬と吸入器を持っていきます。
吸入器はコンセントタイプなので、シガーソケットに差し込んでコンセントが使えるインバーターを購入しました。
わが家は全員「湯シャン」なのでシャンプー、リンスなどのヘア用品は持っていきません。
化粧もしないので化粧品類もなくて、かなり荷物は少ないと思います。
いらなかったもの
はじめての車中泊で持っていったけど、わが家では使わなかったものはこちら。
- 調理器具、食器、カセットコンロ
- 携帯扇風機
- 布団
スーパーで食材を買って、軽く料理するかなーと思って持っていったのですが、まったく使いませんでした。
ふだんからキャンプとかしないから、わが家にとってはハードルが高かったようです。
携帯扇風機は夏の車中泊なので持っていきましたが、途中で電源が切れる…。
文明の利器に頼らず、夏は標高の高いところで車中泊しよう、という結論になりました。
布団は前述したとおり、高反発のマットレス1つで十分でした。
子連れ車中泊 準備費用、時間はどれくらい?
気になるのは準備にかかった費用ですよね。
新しく買い足したものだけで算出してみました。
- コンパネ90 × 180 ㎝ 2枚 5,000円
- アルミシート3枚 330円
- 車用の網戸(左右セット) 1,800円
- インバーター(コンセント1口、USB2口) 1,000円
合計: 8,130円
家族4人ホテル1泊分くらいでしょうか。
もっと快適に、もっとオシャレに、と こだわっていくと費用は膨らんでいきます。
ちょうどいいところで折り合いをつけましょう。
おすすめは、まず家にあるものだけで準備して、近場で1泊してみることです。
やっぱ寝にくいな、あれ必要だな、となったら買い足していけばOKです。
準備時間はどれくらいだったかというと、計6時間ほどです。
コンパネを用意したり、アルミシートをカットしたりするのに、時間がかかりました。
網戸を1日つけ置きしている時間は入れていないので、実際にまとめて準備を終わらせようとすると2日あればできます。
まとめ 子連れ車中泊の旅《準備編》
旅行を計画しながら準備するのって楽しいですよね。
いろんなシチュエーションを想像しながら準備していると、あれも必要かも、これも必要かも、とどんどん出てきます。
車移動、車中泊なので極力荷物は少ないほうがラクちんです。
必要なものは現地調達すればいいか、くらいで準備するのがおすすめです。
「あったらいいなは、なくてもいい」というミニマリストさん的考えで臨みましょう。
道すがら百均やスーパーやユニクロやニトリがあるので大丈夫です。なんとかなります。
ここでは、車中泊を何度かした中で必要なもの、いらないもを整理してご紹介しました。
子連れ車中泊をしてみたい方の参考になれば嬉しいです。