子どもから大人まで楽しめるボードゲーム。
知育や大人の脳トレ、またはコミュニケーションツールとして幅広い年代から支持されています。
夫婦ともにボードゲーム好きなわが家でも、長男が2歳を過ぎた頃から子ども向けのボードゲームを導入してきました。
この記事では、ボードゲームの効果や 3歳ごろからおすすめなボードゲームをご紹介します。
すべてわが家の実体験を書いています。
ボードゲームに興味がある方の参考になれば嬉しいです。
ボードゲームってどんなもの?
ボードゲームと聞くと、どんなものをイメージするでしょうか?
オセロや人生ゲーム、モノポリーといった有名なボードゲームが思い浮かぶ方も多いと思います。
ボードゲームはその名のとおり、ボード(盤)上で駒などを使って遊ぶゲームの総称です。
代表的なボードゲームとして
- すごろく
- チェス、将棋
- 囲碁、オセロ、五目並べ
などがあります。
ここでは、もう少し範囲を広げてアナログゲーム・テーブルゲームも含めてボードゲームとしたいと思います。
アナログゲーム・テーブルゲームとは
- タブレットやゲーム機器を使わないアナログなゲーム
- テーブルを囲んで遊ぶゲーム
のことです。
具体的には
- トランプやUNOに代表されるカードゲーム
- 麻雀やブロックスなどのタイルゲーム
- ジェンガなどの立体ゲーム
があります。
このような幅広いインドアのアナログゲームもボードゲームとしてご紹介します。
ボードゲームの効果とは?
ボードゲームにはさまざまな種類があり、それぞれにいろんな効果があります。
ここでは知育視点で、ボードゲーム全般に通じる効果をご紹介します。
効果は大きく4つあります。
- 感覚を鍛える
- 自分の感情をコントロールする
- 試行錯誤する力が身につく
- 集中力を高める
順番に説明していきますね。
感覚を鍛える
ボードゲームは主に「見る力」と「聴く力」を鍛えられるものが多いです。
例えばどんなものがあるかというと、「見る力」に効果のあるゲームは
- 同じ色、同じ形を探す(ドブルなど)
- 絵柄をよく見て覚える(神経衰弱など)
- 似たものがたくさんある中から1つ探す(ウォーリーを探せなど)
といったものがあります。
「聴く力」に効果のあるゲームは
- 耳で聴いて合っているカードを取る(カルタなど)
- 相手と言葉をやり取りする(人狼など)
といったものがあります。
この「見る力」と「聴く力」は「学びの基礎」としても重要です。
見る力: 本を読む、黒板の文字を見る
聴く力: 先生の話を聴く、聴いて理解する
小学校に入ると学習する上で、このようなことが必要になってきます。
大人が当たり前にできると思うことも、成長中の子どもは慣れていなくて難しいこともあります。
- ただ見るのではなく、文字や図を見て素早く理解したり、必要なキーワードを探したりすること
- なんとなく聞くのではなく、先生の話を聴いて意味を理解すること
このような「見る力」と「聴く力」を鍛えることは、小学校からの学習に必要なことへもつながっています。
自分の感情をコントロールする
ボードゲームは基本的に勝ち負けをつけるものです。
勝ったら嬉しいですが、負けたときの悔しい気持ちをどうしていくかも学ぶことができます。
これは一緒にボードゲームをする大人の関わり方も重要になってきます。
悔しい気持ちを抑えこむのではなく、悔しい気持ちを受け止めてどう行動するのか。
大人自身が負けたときの悔しさにどう対処しているか見せたりするのも効果的です。
家族以外の友達や親戚とやるときも感情コントロールを学ぶよい機会です。
一緒にボードゲームをやる人たちが負けたときに自分の感情をどう受け止めどう行動しているのか。
子どもはボードゲームをするうちに知らず知らずに学んでいきます。
わが家のやり方は 後述の「負けたときの感情コントロール」でご紹介しています。
ボードゲームで感じる悔しさや怒りは、実生活でも経験することです。
実生活は勝ち負けがすべてではないですが、悔しいことや自分の思い通りにいかないことはたくさん存在します。
ボードゲームを通じて自分の感情と向き合いどう対処するか学んでいると、実生活での感情コントロールにも活かすことができます。
試行錯誤する力が身につく
「どうやったら勝てるんだろう?」
ボードゲームをすると自然とこう考えるようになってきます。
「勝ちたい」という目標を達成するために子どもは自然と考えて行動します。
整理するとこんな感じです。
- 仮説を立てる
「今度はこの時にこうしてみよう」
↓
- 実行する
↓
- 結果を検証する
うまくいった!
「次も同じやり方で勝てるかな?」
「他にも勝てるやり方あるかな?」
うまくいかなかった…
「途中までうまくいったけど、最後に失敗しちゃった」
「ちがう方法はあるかな?」
ゲームに勝つために、子どもは試行錯誤を繰り返します。
そしてうまくいった成功体験があると、うまくいかないことがあっても落ち着いて考える癖がつきます。
これは前述の感情コントロールにもつながります。
このように楽しみながら試行錯誤できるのがボードゲームのよいところだと思います。
集中力を高める
ボードゲームには集中しないと勝てないものが多くあります。
- カルタなどの早いもの勝ちでカードを取るゲーム
- 神経衰弱などの絵札を覚えるゲーム
- モノポリーなどの戦略的に考えるゲーム
こういったゲームは
楽しい! → 没頭する → 集中する → 楽しいからまたやる
という学びの基礎にもつながる要素があります。
ボードゲームで遊ぶことによって「集中力」が楽しく身につく効果があります。
ボードゲームを選ぶときのポイント
ボードゲームは海外のものも含めてたくさんあります。
その数はなんと数万種類以上と言われています。
その中からどれを選ぼうか…迷ってしまいますよね。
ここでは、子どものためにボードゲームを選ぶポイントをご紹介します。
みなさんは普段おもちゃやゲームを選ぶとき、どんな基準や方針で選んでいるでしょうか?
親はついつい「知育にいいかも!」と子どもへの効果を気にしてしまいます。
知育を目的にするのも大事な1つの考え方です。
ただ、それだけが目的になってしまうと子どもはやらされ感を感じてしまって その遊びから遠ざかってしまいます。
ボードゲームは楽しみながら親子のコミュニケーションがとれ、結果として知育にも効果があるものです。
私の経験ですが、「楽しむ」をキーワードにして選ぶとうまくいきます。
選ぶポイントは2つです。
- 子どもが楽しめそうか
- 親が「おもしろそう!」と思うか
子どもが楽しめそうか
成長中の子どもの段階に合わせて
- 難しすぎないか
- 簡単すぎないか
- 興味がある内容か
が大事なポイントです。
難しすぎると小さい子どもは楽しめず、ボードゲーム自体をイヤになってしまうかもしれません。
難しすぎないことと合わせて、子どもが興味を持っていることに関連づけて選んでみるのがおすすめです。
色に興味があるなら色合わせやカラフルなゲーム、動物が好きなら動物がたくさん出てくるゲーム、というように関連づけましょう。
子どもの興味に合ったもの → ゲームの内容が年齢にも合ったもの
この流れで選ぶと子どもが楽しんで遊べます。
反対に小学生くらいになってくると、簡単すぎると興味がなくなってしまうこともあります。
戦略的に考えたり、論理的に考えて予測したりするゲームに興味が出てきたら、推奨年齢を参考に子どもの興味に合ったものを一緒に選んでみましょう。
もし推奨年齢が少し上だったとしても、子どもが楽しめるように難易度を調整して遊ぶこともできます。
最初はカード枚数や駒数を減らしたり、範囲を狭くしたりして段階的に難易度を上げていくと、同じゲームで何度も繰り返し楽しむことができます。
親が「おもしろそう!」と思うか
親が一緒に楽しめるかどうかも大事なポイントです。
「知育の一環としてやってるの。私はこのゲーム興味ないけどね」
という感じでやってると子どもには確実に伝わり、ボードゲームへの興味をなくしてしまうかもしれません。
自分も一緒に楽しめそうか想像しながらボードゲームを選んでみましょう。
ボードゲームに興味が持てなければ、自分が興味のあることを子どもと一緒にやってみるのがよいと思います。
デジタルゲーム、スポーツ、アウトドア、…。
親が楽しんで夢中でやっていると、子どもも興味をもって一緒に楽しんでくれることが多いです。
強制されると楽しくないので子どもに無理強いはしないほうがよいですが、親が楽しめることを一緒にやるのは大事なポイントです。
ボードゲームを楽しむポイント
先ほどお伝えしたように、ボードゲームは「楽しむ」がキーワードです。
子どもと一緒にボードゲームを楽しむには、いくつかポイントがあります。
どんなにベストセラーのボードゲームでも、子どもの成長段階に合わせて一緒に楽しめるように工夫しないと台無しになってしまいます。
ぜひ参考にしてみてください。
- 難易度を調整する
- 子どもに勝たせる
- もとのルールにこだわらない
- 負けたときの感情コントロール
難易度を調整する
やり方は2つあります。
- ハンデをつける
- ゲーム自体の難易度を下げる
親子でやる場合、年齢差がある兄弟が一緒にやる場合、それぞれハンデをつけて一緒に楽しめるように工夫します。
例えばトランプの神経衰弱なら、子どもはカードのペアができなくても もう1回チャレンジできる、などハンデを設定します。
ゲーム自体の難易度を下げる場合、カードゲームなら そもそものカード枚数を減らして簡略化するなど工夫をします。
また、年齢差のある兄弟が一緒に遊ぶときは「運」の要素の強いボードゲームをするようにします。
「運」の要素の強いボードゲームとは、例えばサイコロで勝ち負けが決まるゲームです。
モノポリーのようなサイコロ以外にその都度判断してゲームを進めるものではなく、サイコロのみでゲームが進むものです。
これだと1番小さい子が勝つこともあります。
子どもに勝たせる
ゲームはやっぱり勝つのが楽しいですよね。
子どもと一緒に楽しくボードゲームをやりたい場合は、毎回ではなくても子どもに勝たせることが必要かと思います。
わが家では8対2くらいで子どもが勝つようにしています。
どうして子どもに勝たせるのかというと
- 子どもにボードゲームを楽しんでもらいたい
- 大きくなっても家族でボードゲームを楽しみたい
- 勝てない経験は外でいっぱいできる
という理由からです。
私の実体験ですが、子どもの頃からゲームに楽しい印象があると中高生になっても家族と一緒にボードゲームを楽しんでいました。
ご自身がボードゲーム好きなら、「子どもに勝たせる」ことで将来も一緒にボードゲームを楽しめる可能性が広がります。
また、家の外で勝てない経験はたくさんできるので、わざわざ楽しい家族団らんのときにまで経験させなくてもいいかなと考えています。
「子どもに勝たせる」のはあくまで成長中の子どもに合わせてのことで、おそらく子どもが成長するにつれ 親である私が勝たせてもらうこともあるのではないかな、と楽しみに予想しています。
もとのルールにこだわらない
それぞれのボードゲームには設定されたルールがあります。
でも、そのルールにこだわりすぎないことも楽しむためのポイントです。
特に、小さい子どもはルールなどもともと頭にないので自由に進めていきます。
そういうときに「こういうルールだよ」と無理やり型にはめる必要はありません。
最初はゲームとしてではなく、おままごとや人形遊びなどの一環としてやってみるのがおすすめです。
何度も遊んでいくうちに少しずつゲームの要素を取り入れてみると、子どもは自然とルールを覚えてゲームとして楽しめるようになります。
例えばすごろくなら、サイコロを振ってみる、駒をマスに置いてみる、駒を進めてみる、というように1つひとつのゲームの要素を取り出して段階的に進めていきます。
年齢差のある兄弟が一緒にやるときは、年上の子どもに「どうやったら小さい子も一緒に楽しめるかな?」と問いかけてオリジナルルールを作っていくのも楽しいですね。
ボードゲームのルールを作るのは
- 相手の立場で考える
- 論理思考力
- 想像力
を育てていくきっかけにもなります。
負けたときの感情コントロール
前述の「自分の感情をコントロールする」でお伝えしたように、大人の関わり方が重要になってきます。
ゲームで負けると、子どもは悔しくて泣いたり怒ったり暴れたりすることがよくあります。
「泣かないの」
「そんなに怒るならもうやらないよ」
といった声かけは私の経験的に逆効果です。
子どもの性格や成長段階に合わせて対応や声かけも変わってくると思いますが、大切なことは2つあると考えています。
- 気持ちに共感する
- 大人が見本を見せる
1つずつ具体的に説明していきますね。
- 気持ちに共感する
ゲームの勝ち負けで感情が起こるのは当たり前のことです。
「その感情を否定しないよ」「受け止めるよ」
共感することで こういったメッセージが子どもに伝わり、心理的安全が確保されます。
心理的安全が確保されると子どもは負けてもまたチャレンジしたり、自分を責めないようになります。
- 大人が見本を見せる
大人が負けたときに悔しい気持ちをどう受け止めて どう考え行動するか。
大人が子どもに「言葉」と「行動」で見せることが大切です。
「大人は負けても落ち着いている」という表面に見える行動だけでは、子どもには負けたときの感情にどう向き合って考えたのか理解できません。
どのように見せるか整理してみました。
言葉 | 行動 |
「負けて悔しい!」 | 悔しい表情 |
「ここまでうまく行ってたのに」 「何が原因で負けたのかな?」 |
敗因を分析する |
「よし、もう1回やろ!」 | 気持ちを切り替える |
これが対応方法の正解ではないですが、こんな感じでやっていると子どもに伝わっている実感があります。
毎回毎回きっちりやっているわけではなく、さらっと「あーここでこうしたから負けちゃったか。もう1回やろ!」と進めることも多いです。
注意点としては
- 大人がわざと負けた場合も 気持ちを込めて説明する
- 子どもが負けたときに無理やり言葉に出して説明させない
この2つです。
「わざと勝たせてあげたんだよ」という態度では子どもには伝わりません。
また、子どもに同じことを強制しても意味がありません。
大人の真似をして自然に分析したりするのは、あたたかく見守りましょう。
ゲームだけでなく、大人が日常生活のあらゆる場面で怒りや焦り、悔しさにどう対処しているかも子どもは見ています。
毎回言葉で自分の気持ちや考えを説明して行動を見せるということはできませんが、ゲームを通じてなら気軽に簡単に伝えることができます。
3歳からのおすすめボードゲーム
ここではわが家で実際に使ってみてよかったボードゲームを4つご紹介します。
3歳ごろから楽しめる低年齢向けのものです。
3歳からだけじゃなくて もっと年齢が上の子が楽しめるボードゲームも知りたい!という方はこちらの情報がおすすめです。
【ぼー先生】
インスタ: puppy_boo3
YouTube: ぼーchannel
ボードゲームを活用した教育を実践されている方です。
たくさんの魅力的なボードゲームを教えていただけるだけでなく、ボードゲームを通じて子どもとどう関わるかにも言及されています。
オンライン、オフラインでワークショップや講演などもされています。
ご興味のある方はぜひ参加してみてください。
では話を戻して、わが家おすすめの3歳からのボードゲームをご紹介します。
はじめての果樹園(Erster Obstgarten)
ドイツのHABA社のボードゲームです。
全員で協力してカラスが果樹園に来る前に、果物を全部収穫するのを目指すゲームです。
サイコロを振って、出た色や絵に合わせて果物を収穫したりカラスを1マス進めたりします。
「運」の要素が強いので年齢問わず楽しめるゲームです。
黄色が出たら黄色の果物を収穫! | カラスが出たら1マス進んで果樹園に近づいてくる! | バスケットが出たら好きな果物を収穫! |
果物がころんとしたフォルムでかわいくて、子どもは喜んで収穫しています。
わが家は長男が3歳ごろに購入しました。
現在2歳半の次男も楽しめるシンプルなゲームです。
すすめコブタくん(こぶたのレインボーゲーム)
すごろくをベースとしたゲームで、サイコロを振って出た目の数だけ進んでいきます。
ベーシックなすごろくと違うのは
- 8枚の板をつなげて自由にコースを作ることができる
- 自分の進むマスに他のこぶたがいるときはおんぶしてもらう
- そのこぶたが次に進むときには一緒に連れて行ってもらえる
- 他の人がゴールしそうになったらチップを使って各自1回だけゴールを遠くすることができる
というところです。
「ゴールを遠くできる」ルールは4歳くらいから導入するのがおすすめです。
3歳ごろは「ベーシックなすごろく」+「こぶたが重なる」ことを楽しんで遊べます。
実はわが家では、すごろくのコースを手書きで作って遊んでいます。
長男が2歳ごろ、「コブタくん21」という こぶたの積み木をリサイクルショップでたまたま見つけて購入しました。
これは「すすめコブタくん」の駒であるこぶたと同じなのです。
駒が手に入ったのでコースは手作りで節約することにしました。
それでも子どもたちは重なったこぶたを動かすのが楽しいようで、喜んで遊んでいます。
おさかなクン(Tempo, kleine Fische)
サイコロを振って、出た色の駒を進めていくゲームです。
設定としては
- 漁師は魚をつかまえる。
- 魚は海に出たらゴール。漁師はつかまえられない。
というものです。
遊び方は
- 1人ひとりが魚の色を決めて、だれが海まで早く逃げ切れるかで遊ぶ
- 「魚チーム」と「漁師チーム」に分かれて、「海まで逃げた魚」と「つかまえた魚」の数を競って遊ぶ
- 全員が同じチームになって、魚の数を競って遊ぶ
など、いろんなやり方があります。
基本的な漁師と魚の動きを写真で説明するとこんな感じです↓
漁師の色が出たら1マス減らして魚に近づく! | 1マス減らすところに魚がいたら漁師は魚をゲット! | 魚は海にたどり着いたらゴール! |
おもしろいのは「マスを自由にアレンジできる」ところです。
魚のスタート位置を調整したり、マスの数を減らしたりして、どちらに有利か調整することができます。
魚のスタート位置が漁師に近いと、漁師に有利! | 魚のスタート位置が海に近いと、魚に有利! |
「運」の要素が強いゲームですが、このマス調整で子どもが有利になるように調整したりすることもできます。
ドブル(Dobble) キッズ
いろんな生き物が6種類 描かれている丸いカードを使って遊びます。
ポイントは「どのカードの組み合わせでも、必ず同じ生き物が1つだけいる」ということです。
1つだけが同じなので、あとの5種類は一致しません。
基本の遊び方は
- 「自分のカード」と「場に出たカード」を見比べる
- 共通する生き物を見つけて、生き物の名前を声に出して場のカードを取る
- たくさんカードを取った人の勝ち
というものです。
他にも自分の手持ちのカードをどんどん減らしていって先にカードがなくなった人が勝ち、という遊び方もあります。
大人だから絶対に勝てるわけではないのが おもしろいところです。
- 生き物の大きさがバラバラ
- 生き物の向きもバラバラ
このため、視覚的に混乱してなかなか見つけられなくて子どもにどんどん取られてしまう、ということもあります。
対象年齢は4歳以上とされていますが、工夫次第で3歳ごろからも楽しめます。
わが家では もうすぐ6歳の長男と2歳半の次男が一緒にやることもあります。
わが家の工夫は、場に出たカードを取るゲームで「長男ターン」と「次男ターン」を交互にすることです。
《長男ターン》
- 通常のルール通り、大人と一緒にやる
- 場に出たカードを早い者勝ちで取る
- 次男は母の膝上で見学している
《次男ターン》
- カードを1枚引いて次男の前に置く
- 自分のカードと引いてきたカードを並べて「同じのどれかな?」と聞く
- 次男が見つけられたら次男の手持ちカードになる
- 見つけられなかったら場のカードの1番下に戻す
- 時間は30秒ほど。長男がストップウォッチで測ってくれることもある
こうすると下の子も一緒にやっていると感じて、落ち着いてくれます。
長男と集中してやるときは 何枚かカードを次男に渡して、それで遊んでもらっている隙にやったりもします。
遊び方をいろいろ工夫できて、子どもと一緒にワイワイ楽しめるおすすめのゲームです。
【まとめ】3歳からのボードゲーム
いかがだったでしょうか?
もうすぐ6歳になる長男は最近「アルゴ」にハマっています。
裏返した数字を自分や相手の手札から予想して当てるゲームです。
3歳ごろからボードゲームに触れてきて、最近はさらに興味が広がってきたように感じます。
遊びを通じて、学びの基礎をつくることができるボードゲーム。
知育目的だけでなく「楽しむ」ことが1番のポイントです。
どなたかのご参考になれば嬉しいです。