子連れ車中泊で北海道一周をしてきたわが家。
自家用車で北海道へ渡るにはフェリーが必須です。
でもフェリー代ってけっこうする…。
そこで節約しようと、子どもと二等客室の雑魚寝にチャレンジしました!
やってみてどうだったのか?実体験とメリット、デメリットをご紹介します。
フェリーの部屋の種類は?料金は?
北海道へ渡るために利用させてもらった「太平洋フェリー」でご紹介していきます。
まず、わが家の基本データはこちら。
- 大人2人と未就学児2人(3歳と6歳)
- 車はミニバン(5m未満)
名古屋発、苫小牧着のフェリーを2泊3日(40時間)で利用しました。
では、フェリーの部屋の種類と料金を見てみましょう。
以下の内容で、2023年2月時点のものを比較しています。
- 「太平洋フェリー」の「いしかり・きそ」を利用
- 大人1名
- 名古屋⇄苫小牧の片道
内容詳細 | 料金 | |
ロイヤルスイートルーム | リビングと寝室。バス、トイレ、シャワー、冷蔵庫、テレビ、備品も有。朝・昼・夕の食事券付き。 | 60,900円 |
スイートルーム | バス、トイレ、シャワー、冷蔵庫、テレビ、備品も有。朝・昼・夕の食事券付き。 | 45,200円 |
セミスイートルーム | バス、トイレ、シャワー、冷蔵庫、テレビ、備品も有。朝・昼・夕の食事券付き。 | 41,400円 |
特等客室 | バス、トイレ、シャワー、冷蔵庫、テレビ、備品も有 | 28,200円 |
1等客室 | トイレ、シャワー、冷蔵庫、テレビ、備品も有 | 19,600〜23,000円 |
S寝台 | 相部屋、区切られたベッド、テレビ有 | 15,700円 |
B寝台 | 相部屋、区切られたベッド | 14,000円 |
2等和室 | 相部屋、雑魚寝 | 11,700円 |
特等客室、一等客室には洋室と和室があるので、家族の状況に合わせて選べていいですね。
わが家は、1番下のグレード「2等和室」にしてみました。
ちなみに、2等和室は「いしかり」「きそ」にありますが、「きたかみ」にはありません。
「きたかみ」では「C寝台」という名称で2等和室と同額の相部屋ベッドが用意されています。
フェリーの子ども料金設定は、このようになっています。
- 未就学児は大人1人につき1人無料(添い寝)
- 小学生は小人金額(大人の半額)
- 中学生以上は大人金額
フェリー各社の子ども料金設定は同じです。
他の航路を利用する際も参考にしていただけます。
自家用車をのせる場合、5m未満で37,000円かかります。
この料金で、運転者1名は 2等またはC寝台を利用できます。
わが家の場合で計算してみると、
37,000(大人1人込み)+11,700(大人1人)
= 48,700円(子ども2人は添い寝で無料)
このようになります。
実際は2022年の11月に利用。
56,600円のところ、早割を使って31,000円で行きました!
お金は節約できたけど…、ほんとうに子連れで相部屋の雑魚寝はできるのか!?
フェリーの二等客室で雑魚寝にチャレンジ!
節約で選んだ2等客室。
子連れで相部屋の雑魚寝をした、あるがままをレポートします!
二等客室はこんなかんじ
太平洋フェリー「いしかり」の2等和室はこんな感じです。
わが家の場所は、カーテンで区切られた2つ分の区画。
感染症対策で、カーテンの区切り1つにつき1名が割り当てられていました。
子ども2人とも添い寝にしていたので、この割り当て方にとても助けられました。
もしカーテンの区切り1つにつき2名割り当てなら、マット1つに大人と子どもがくっついて寝ることになります…。
さて みなさん、もうお気づきですね?
家族4人に対して、寝るためのマットは2つ。
どうやって添い寝で寝たのでしょうか?
答えは「誰も使っていないマットを借りた」です。
空いていたからこそできる、かなりイレギュラーな対応ですが…。
オフシーズンで相部屋はかなり空いていたので、割り当てられた場所はあるものの、他の人たちは思い思いの場所に移っていました。
お盆などのピークで2等客室が満室になったら、添い寝はかなり厳しそうです。
オフシーズンでよかった!
2泊してみた感想
率直な感想は
まぁ、いける
です。
「また子連れで相部屋の雑魚寝をしたいか?」と聞かれると、正直ビミョーです。
もし今度フェリーで2泊するなら「相部屋でいいけど、ベッドか布団で寝たいな」と思います。
子連れでフェリー雑魚寝《メリット》
メリット…それは、
価格が安い
これにつきます!
現在、無収入のわが家にとって、節約できるのはありがたいのです。
わが家では寝る場所などの特別感を重視していないのでこの選択をしました。
でも、旅行の非日常感を楽しんだり、プライベート空間でリラックスしたい方は、適正な価格の部屋を選ぶことをおすすめします。
子連れでフェリー雑魚寝《デメリット》
相部屋の雑魚寝。
やっぱりデメリットがあります。
- まわりに気を遣う
- マットが薄い
比較的空いている時期に利用したので、わが家の他には2〜3名の利用でした。
それでも、子どもが暴れたり、大きな声を出したりするのには気を遣います。
対策としては、寝る時間以外は基本的にキッズルームで遊び、疲れて眠たくなったら部屋に戻る、というやり方をしていました。
船内にはキッズルームがあり、おもちゃの貸し出しもありましたよ。
走りまわりたいなら、外に出て遊ばせることもできます。
もう1つのデメリットは、マットが薄い。
大人には床の硬さがダイレクトに伝わって、地味にツラかったです。
1泊ならいいけど、2泊はけっこう体にきます。
車中泊してたので、寝袋とかを船内に持ち込めばよかったかな、とも思います。
まとめ 子連れで雑魚寝フェリー旅
子どもと相部屋で雑魚寝。
結論、子どものいる家庭すべてにはおすすめできません。
相部屋なので、まわりへの配慮も必要です。
- 子どもが話を理解して行動してくれる
- 夜泣きをしない
など、クリアしていれば気持ちもラクかも。
経験としては、おもしろかった!
興味がある人は、オフシーズンに一度お試ししてみるのがいいと思います。