モンテッソーリ教育

子どもが使いやすい!お手頃でおすすめなモンテッソーリ教具棚

お家でモンテッソーリ教育を始めてみたけど、教具棚をどうしよう?

お家でモンテッソーリ教育を実践していると、「教具」や「用具」の整理に頭を悩ますのではないでしょうか。

そこで、おすすめの教具棚について 紹介していきたいと思います。

 



モンテッソーリの教具棚を選ぶポイント

まず 教具棚を選ぶときのポイントを おさえておきましょう。

  1. 子どもが使いやすいサイズ
  2. 子どもが自分で自由に選べる
  3. 子どもが自分で取り出して 戻せる
  4. ベーシックで そこに置く教具がしっかり目立つもの

モンテッソーリ教育では 「環境」づくりをとても重視しています。

その「環境」の一つである教具棚のポイントについて 具体的にみていきましょう。

 

  1. 子どもが使いやすいサイズ

子どもが手の届く高さにする
0〜2歳 : 30 〜 60 ㎝
3〜6歳 : 60 〜 90 ㎝

モンテッソーリの「子どもの家」では すべてのものが 子どもサイズで作られています。

大人の手を借りずにできるということは 子どもの自信につながり、人格的成長にもつながるからです。

教具棚も もちろん子どもの身長に合わせて 作られています。

 

  1. 子どもが自分で自由に選べる

一目で何があるかわかる オープンなデザイン

モンテッソーリの教具棚は 扉やカーテンなどで隠さず、どんな教具があるのか一目でわかるオープンなデザインになっています。

自分の目で見て、どの「お仕事」をするか自由に選べるようにするためです。

自分で選ぶことが 子どもの成長のスタートになります。

 

  1. 子どもが自分で取り出して 戻せる

子どもが動きやすい幅が必要

幅は 80㎝以上は確保したい

とくに3歳未満の子どもは まだ動きを体得中なので、幅が狭い棚だと 手や体がぶつかって うまく取り出したり戻したりすることができません。

子どもが本来もっている成長する力を最大限に発揮するためには、自分で選んで 自分でおしまいにできる「環境」を整備することが 大切です。

大人に依存するのではなく、自分が主役となって行動できる「環境」が 子どもの成長には必要だからです。

 

  1. ベーシックで そこに置く教具がしっかり目立つもの

色は自然な白かベージュ、素材は木材がおすすめ

モンテッソーリの「教具」は はっきりした色で子どもの視覚を刺激し、美しい形で 子どもを惹きつけます。

棚にキャラクターがデザインされていたり メタリックなものだと、子どもは「教具」ではなく 棚自体の強い刺激に興味をもっていかれてしまいます。

自然な色や素材のほうが 目に優しく、「教具」の魅力をよりひきたててくれます。

 




おすすめのモンテッソーリ教具棚

ポイントをおさえた上で、ご家庭の状況に合わせた教具棚を選んでいきましょう。

おすすめモンテッソーリ教具棚ランキング

子どもが使ったことのある3つの教具棚の中から 独断でランキングにしてみました。

順位 商品名 おすすめ度 サイズ 価格(税込)
1位 コメリ パインラック W83.6×D29×H 87cm ¥ 5,980
2位 カラーボックス W61×D30×H59cm ¥1,823
3位 ブロックス社 白木棚

W90×D30×H60cm

¥ 25,850

 

 

 

おすすめモンテッソーリ教具棚 1位 コメリのパインラック

コスパ最強なのは コメリのパインラックです!

メリット》
  • 値段がお手頃。
  • 棚を増やせるので 家の小スペースでも利用しやすい。
デメリット》
  • 高さが子どもにとって 少し高い。
  • 専用教具棚ほどの安定感はない。
  • 幼児が使うように設計されていないので、使う前に やすりがけをして 子どもがケガをしないようにしましょう。
  • 高さがあるので、重いものをたくさん上にのせないようにしましょう。バランスが悪くなって危険です。

 

わが家では ニトリの廃番になったパインラックを使っています。

幅は82㎝で、奥行30㎝、高さ72㎝です。

カラーボックスをつなげても 段差なく、奥行も同じなので面も揃ってスッキリします。

追加棚板を買って 段数を増やし、最下段の棚は高さを上げました。

カゴを床に置いて収納できるので 便利です。

ほんとうは、このニトリのパインラックがめちゃくちゃおすすめなのですが、残念ながら廃番になってしまいました…。

現在のニトリのパインラックは 高さが93㎝あり、奥行も40㎝なので、子どもが使うことを考えると あまりおすすめはできません。

3歳以上の子どもがいる家庭では ニトリのパインラックを使ってみてもよいかもしれません。

値段もコメリより お手頃です。

 

おすすめモンテッソーリ教具棚 2位 カラーボックス

価格としては一番お手頃なのは、ニトリのカラーボックスです。

[幅60.9cm]カラーボックス Nカラボ ワイド2段 ニトリ

 

棚板を追加して段数を増やすこともできます。

 

メリット》
  • 超お手頃価格!
  • 高さが子どもに ちょうどよい
デメリット》
  • 幅のある教具を置きにくい
  • 子どもが少し取り出しにくい

教具によっては かなり幅のあるものも あります。

そういうものは 中段や下段には置けないので、カラーボックスを並べて その上にのせることになります。

ただ、カラーボックスの上は 側面の板が少し出ていて、まっ平らではありません。

なので、2つのカラーボックスの上にまたいで置くと少しガタガタします。

また、幅が60㎝ほどなので 子どもが取り出すときに 少し狭くて取り出しにくいところはあります。

おすすめモンテッソーリ教具棚 3位 ブロックス社の白木棚

教具棚として有名なのは、ブロックス社の白木棚です。

子どもが使うことを考えて作られているので、安全面、使いやすさともに◎

モンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園や教室で よく利用されています。

以前お世話になった園でも 使われていました。

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ただ お値段がお高い…。

家庭で 手軽にモンテッソーリ教育を取り入れるなら、代用できる棚を使ってみてもよいと思います。

 



モンテッソーリ教具棚の活用方法

実際、教具棚にどのように「教具」や「用具」を並べるのか みていききましょう。

先生に教えていただいたり、自分で考えてやっていることを紹介したいと思います。

「教具」や「用具」の置き方
  • 年齢別、内容別で 棚や場所を分ける
  • 子どもの興味や関心を「観察」して 「教具」や「用具」を入れ替える
  • 写真や文字などで 戻し場所を示さない

 

  • 年齢別、内容別で 棚や場所を分ける

わが家には 教具棚が2台あります。

長男用の1台と次男用の1台、というように 分けて配置しています。

そして 派生したり関連したりする「教具」や「用具」は 隣接させるようにしています。

たとえば 言語教具は まとめて置いたり、あけ移しもいくつかの種類をとなり同士においたりします。

 

  • 子どもの興味や関心を「観察」して 「教具」や「用具」を入れ替える

すべての「教具」や「用具」を出すスペースは、家庭にはありません。

なので、定期的に子どもの興味や関心に合わせて 教具棚の「教具」や「用具」を入れ替えます。

 

  • 写真や文字などで 戻し場所を示さない

保育園や児童館では どこに何を戻すのか 子どもが分かるように 棚に写真が貼られていたりします。

モンテッソーリ教育では 1つ使ったら元の場所に戻してから 次の「教具」を使います。

写真を貼らなくても 1つずつしか使わないので 棚に自分で戻せる、ということです。

「教具」や「用具」を使うときは 大人が見守り、おしまいの素振りを見せたら 声かけをして 棚に戻します。

戻すのをイヤがるようなら、「お母さんが戻すから 見ててね」と言って見本を見せるようにしています。

とはいえ、わが家では 教具棚と一緒に 積木やブロックも置いていて、床におもちゃが散乱してしまうこともあります。

投げて散らかすのが楽しい時期なのかな、と解釈して 玉転がし や ボール投げに誘い、じゃあその前に片付けようか、という流れで やってみたりしています。

最後に

教具棚について、いかがだったでしょうか?

ポイントをおさえて、子どもに合った教具棚を 選んでいただければと思います。

少しでも参考になれば うれしいです。