暮らし

転勤族がおすすめする! 子連れ引っ越しの荷造り方法

一人暮らしの引っ越しなら身軽ですが、家族全員での引っ越しはそう簡単にはいかないですよね。

「荷造り、どこから手をつけよう…」

「全然間に合わない…」

なんてことに なっていないでしょうか?

私は 独身から1年ごとの引っ越しを経験し、子連れ引っ越しも5回やってきました。

通算引っ越し20回以上の経験から、ベストな荷造り方法や気をつけることをまとめてみました。

 




【前置き】子連れ引っ越し 荷造りの心構え

まず大前提として「引っ越しはめっちゃたいへん」です。

物を出し入れするのは めちゃくちゃ頭と体を使うからです。

この前提を忘れずに、2つのことに気をつけましょう。

子連れ引っ越しの心構え
  • 無理しすぎない
  • 荷造りを計画的に進める

無理しすぎない

人間は環境の変化に弱い生き物です。

親子ともに、引っ越し前後に疲れがたまって体調を崩しやすくなります。

余裕をもって引っ越しを進めましょう。

また、小さな子どもを見ながら荷造りするのは とてもたいへんです。

保育園や幼稚園に見てもらう、片方の親が見ておく、祖父母に見てもらう、などして荷造りに集中して取り組めるようにしましょう。

荷造りを計画的に進める

無理しすぎないためには、しっかりスケジュールを立てることが大切です。

いつまでにどういう状態にしておくのかゴールが決まると、それまでにやるべきことがはっきりします。

具体的なことは このあとに紹介していきます。

これから引っ越しをするみなさんのたいへんさが少しでも軽くなるように この記事を書きました。

ちゃんと準備してスムーズに引っ越しをすませ、新しい生活を快適にスタートさせましょう!

子連れ引っ越し 荷造りスケジュール

スケジュールは家庭や仕事の状況によってちがうと思います。

わが家のスケジュールを参考に、ご家庭に合わせた計画を立てましょう。

 

子連れ引っ越し全体のスケジュールやポイントについては こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

子連れ引っ越し5回! 共働き転勤族の引っ越し術!!小さい子どもを連れての引っ越し。 家を買って引っ越しするなら計画的に準備できます。 でも転勤族の異動辞令は突然にやってきます...

引っ越し前に 冷蔵庫を空にする方法も紹介しています。

家族4人、引っ越し前に冷蔵庫を空にする方法引っ越しが決まったらまず見積もりです。 引っ越し業者さんが家に来て、引っ越しについての注意点を丁寧に説明してくれます。 そし...

ここでは荷造りに関係するところに絞って、スケジュールをご紹介します。

わが家の引っ越し荷造りスケジュール

1ヶ月前

  • いらないもの、使っていないものを処分する

2週間前

  • 引っ越しの見積もりをする

1週間前

  • いらないもの、使っていないものの処分を終わらせる

2日前

  • ダンボールの荷造り 8割完了

前日

  • 全体の荷造り 99%完了

当日

  • 寝具、カーテンなど残り1%の荷造り

わが家では このような流れで荷造りをしています。

くわしく1つずつ見ていきましょう。

 



【引っ越し1ヶ月前】いらないもの、使っていないものを処分する

引っ越しが決まったらすぐに持っているものを見直しましょう。

最初にも言いましたが、引っ越しはめっちゃたいへんです。

できる限り身軽になっておくと、引っ越しがとてもラクです。

 

ただ、絶対にものを減らさないといけないわけではありません。

わが家は毎年のように引っ越ししているので身軽さが優先ですが、ご家庭によって状況は様々だと思います。

広い家から 狭い家に引っ越すのか。

収納が減るのか、増えるのか。

これによって ものを減らして持っていくのか、そのまま持っていくのか が決まります。

手狭な賃貸アパートから広い戸建てに引っ越すなら、特にものを減らす必要はないかもしれません。

 

それでも、引っ越しはものを見直すよい機会です。

同じ場所に数年以上住んでいると物がどんどんたまっていきます。

買ったからとりあえず置いておこう、いつか使うだろう…。

そういうものがたくさんありませんか?

引っ越しの機会に、期限を決めて、保管するだけになっていたものにサヨナラしてみましょう。

目安としては引っ越しの2週間前から1週間前までには、いらないものを処分します。

 

では、どうやって いるもの、いらないものを整理したらいいのか?

いらないものはどうやって処分するのか?

順番に見ていきましょう。

 

持っているものを見直すポイント

断捨離のやり方については いろんな本やブログ、SNSで紹介されています。

ここでは わが家でやって効果のあったポイントを2つだけご紹介します。

  • 1年以上使っていないものは見直す
  • 思い出グッズを見直す

順番に見ていきましょう。

 

1年以上使っていないものは見直す

 

持ちもの見直しリスト
  • 服、靴、カバン、小物(時計、アクセサリー)
  • 食器
  • 家具、家電
  • 子ども用品、おもちゃ
  • 本、マンガ
  • コレクションしているもの

冠婚葬祭のもの以外で1年以上使っていないものは今後も使わない可能性が高いです。

思い切って処分リストに入れましょう。

ちなみに わが家は冠婚葬祭もレンタルするので、ハンドバッグや数珠以外のものは持っていません。

この判断基準でかなりの服や靴、カバンとお別れしました。

他には食器や子ども用品、おもちゃなど。

最近使ってないけど とりあえず保管だけしているものありませんか?

本やマンガについては もう必要ない、読まない、などジャッジしていきましょう。

その他にもコレクションしてるものがあれば、これからどうするのか見直してみるのもよいと思います。

 

決して捨てるのが正しいというわけではありません。

引っ越しの機会に自分の価値観と向き合い、いるかいらないか考えてみましょう。

ただし、悩みすぎて引っ越し準備が遅れないように!

処分の期限は1週間前が目安です。

 

思い出グッズを見直す

写真や手紙、子どものころの作品など、たくさん思い出のつまったものがクローゼットにしまってありませんか?

写真に撮って、思い切って捨てましょう。

ぜんぶではなくても大丈夫です。

見直してみると意外に「これはもう手元に置いておかなくてもいいかな」というものがけっこうあります。

そう思うものから手ばなしてみましょう。

わが家ではGoogle Photoに思い出フォルダをつくって保管しています。

ふとした時にすぐ見返せて思い出にひたれるので いいかんじです。

ちなみに、思い出ボックスはキャパを決めると物が増えずに管理しやすいです。

わが家では 夫婦それぞれで衣装ケースの引き出し1つにおさまる量と決めています。

 

いるものいらないもの、整理できたでしょうか?

お別れするものたちを一か所にまとめたら、いよいよ手ばなしていきます。

いらないもの、使っていないものを処分する方法

やり方はいろいろあります。

  • フリマアプリに出品する
  • ジモティーに出品する
  • 中古品買取サービスを利用する
  • リサイクルに出す
  • 写真に撮って捨てる
  • 捨てる

私が思う、優先度の高いやり方から順番に書いてみました。

タイプによって どこから始めるか分かれます。

タイプ①:売却益を重視したい

  • 時間はかかっても高く売りたい
  • 手間がかかってもいい

→ 「フリマアプリに出品する」から始めてみましょう。

 

タイプ②:手軽にものを減らしたい

  • とにかく最短でものを減らしたい
  • 手間をかけたくない

→ 「中古品買取サービスを利用する」から進めていきましょう。

では、処分する方法を1つずつ見ていきましょう。

 

フリマアプリに出品する

中古品買取サービスよりも確実に高く売れるのでおすすめです。

購入価格の3分の1以下の値段だと売れやすいです。

ただ、送料と手数料がかかるので手元に残る利益を考えて値段をつけましょう。

強気で高めに値段をつけるとなかなか売れないので、期限を決めて値下げをすることも必要です。

出品するポイント
  • 高額で売れるもの

(ブランド物、時計、アクセサリー、小さめの家電など)

  • かさばらないもの

(服、小物など)

かさばるほど送料がかかります。

かさばらないものであれば ブランド物でなくても売却益が出やすいです。

 

おすすめフリマアプリは圧倒的なユーザー数をもつ「メルカリ」です。

初めて登録する方は、招待コード【RMKNTU】を入力すると 500円分のポイントがプレゼントされます!

 

ジモティーに出品する

フリマアプリほどたくさんの人は見ていませんが、近隣市町村のほしい人が購入してくれます。

フリマアプリだと送料と手数料かかって出品しにくいものでもジモティーだと出品しやすいです。

問い合わせのあった人とやりとりをして最寄りのコンビニなどで受け渡しをします。

0円で譲ることもできます。

記名のある子ども服などもまとめて引き取ってもらえたりします。

《わが家が出品して購入いただけたもの》

服、靴、子ども用品、カーテン、調理器具、家具など

ジモティーのアプリはこちらからダウンロードできます。

 

中古品買取サービスを利用する

持ち運べるものはお店に持って行き、大型家具や家電は出張買取サービスを利用しましょう。

フリマアプリやジモティーで売れなかった物をまとめて買い取ってもらえます。

ただし タオル、食器、調理器具など新品でないと引き取ってもらえないものもあります。

ビミョーなものはお店に確認してみましょう。

 

リサイクルに出す

服やおもちゃなど、各社がリサイクル回収をしています。

売れない状態のものはリサイクルを利用してみましょう。

 

写真に撮って捨てる

思い出の手紙や子どもの頃の作品など手元に残さなくてよいものは写真に撮って捨てましょう。

写真アプリやGoogle Photo に入れておけば好きな時にふりかえることができます。

 

捨てる

最後の手段です。

住んでいる自治体のゴミの回収方法を確認してお別れしましょう。

 

いらないものを処分する方法は、以上6つです。

この中で最優先にしたいのは「売却」です。

とはいえ、引っ越すまでに売却できない!というものも出てくると思います。

売却できなかったものはダンボール1個分を目安に新居へ持って行き、期限を決めてなくしていきましょう。

間違っても大量の不用品を新居に持ち込み、そのまま放置…にならないようにしてくださいね。

 

【引っ越し2週間前】引っ越しの見積もりをする

引っ越しが決まったら早めに見積もりを依頼しましす。

遅くとも2週間前までには見積もりに来てもらいましょう。

わが家では転勤の辞令が出てからの引っ越し準備なので、いつも2週間前くらいの見積もりになります。

引っ越し業者さんが決まったらダンボール、ガムテープ、布団梱包資材などをもらいます。

引っ越し業者さんからもらう梱包資材

  • ダンボール 大20枚  小30枚
  • ガムテープ 2個
  • 布団を包む袋 2枚

荷物の量によって、もらう梱包資材の量はちがいます。

わが家はいつもこの内容でもらいます。

食器の梱包資材は、最初からは ついていません。

食器の梱包資材を手に入れる方法

  • 引っ越し業者さんから購入する
  • 百均で購入する
  • チラシや新聞紙で代用する

わが家では チラシを使って緩衝材の代わりにしています。

これまで20回以上の引っ越しすべて、チラシや新聞紙を使ってきましたが、割れたりしたことはありません。

 

最初にもらえるダンボールの枚数は、引っ越し業者さんによってちがいます。

最近は原価があがって最初にもらえるダンボール枚数が大小それぞれ20枚ずつのところが多いようです。

それじゃあ足りないよーという家庭もあると思います。

ダンボールが足りなくなったら
  • 引っ越し業者さんに連絡して追加で購入する
  • スーパーなどで空のダンボールをもらう

ダンボールを用意するために追加料金は発生させたくない!

そんな方は スーパーのレジ近くに置いてある空のダンボールを利用しましょう。

大きさは色々あるので必要なサイズを選びます。

ちなみに わが家の直近の引っ越しでは、ダンボールの小8枚が余りました。

ダンボールは足りたのですが、ガムテープが足りずあわてて買いに走りました。

 

見積もりが終わって梱包資材をもらったら、いよいよ荷造りスタート!

と、いきたいところですが その前に終わらせることがあります。

不用品の処分です。

【引っ越し1週間前】いらないもの、使っていないものの処分を終わらせる

引っ越し1週間前を目安に いらないもの、使っていないものの処分を完了しましょう。

くわしくは「【引っ越し1ヶ月前】いらないもの、使っていないものを処分する」でご紹介しました。

引っ越し前は荷造り以外にもやることが多く発生します。

転居、転校などの手続き。

勤務場所が変わる場合は仕事の引き継ぎも発生します。

家の中のことだけに集中しているわけにはいきません。

不用品の処分は早めに終わらせておくのがベストです。

 

遅くとも引っ越し3日前までに いらないもの、使っていないものの処分を終わらせましょう。

ものが多すぎる場合は 中古品買取サービスを利用し、残りは自治体の回収方法に従って捨てましょう。

収納に余裕がある場合は 引っ越し先に持っていってフリマアプリやジモティーでじっくり売るのもよいと思います。

高額商品などは 売り切るために値下げしまくるのがもったいないですからね。

【引っ越し2日前】荷造り 8割完了

荷物を減らしたところで いよいよ荷造りスタートです。

引っ越し2日前までに、荷造りを8割完了させるのが目標です。

ダンボールが50枚あるなら、40〜45箱つめ終わるのが目安です。

ちなみに、ダンボールを組み立てるとき 片方のガムテープの端を折り返しておきます。

そうすると ダンボールを解体するときに ガムテープをはがしやすくておすすめです。

 

わが家では2日前に荷造りをスタートさせ、一気に終わらせます。

なぜ2日前なのかというと理由は2つあります。

  • 会社の引っ越し休暇が3日なので、休みになってから荷造りするから
  • 短期集中したほうが効率よく進められるから

家庭や仕事の状況によって、1週間前からコツコツと進めていく方法もあると思います。

自分に合った方法で進めていきましょう。

1週間前からでも2日前からでも、荷造りポイントは同じです。

ぜひ参考にしてみてください。

引っ越しの荷造りポイント

わが家では毎回、自分で梱包して自分で荷ほどきするプランでやっています。

引っ越し業者さんによっては荷造りから荷ほどきまで全部やってくれるプランもあります。

仕事や家事の状況に合わせて使ってみてもよいと思います。

ここでは全部自分で梱包する方法をご紹介します。

 

引っ越し1週間前までには不用品をなくしているので、あとはつめていくだけです。

とはいえ、片っ端からどんどんつめこんでいくと荷ほどきもたいへんです。

荷造りポイントは5つです。

  1. 使わないものからダンボールにつめる
  2. 同じ棚のものは 同じダンボールに入れる
  3. 一箱埋まったら箱の側面とフタに記入する
  4. 前日までダンボールのフタは閉じない
  5. ダンボールは1か所にまとめておく

順番に説明していきますね。

 

① 使わないものからダンボールにつめる

いつもの生活で使っていないものからダンボールに入れていきます。

靴とか本とか、クローゼットにしまってあるものです。

つめるときの注意点は「重いものは小さいダンボールへ」です。

ダンボールの大と小は、しっかり使い分けて つめていきましょう。

ダンボールの使い分けポイント
  • ダンボール大 … 軽いもの(服、靴、タオルなど)
  • ダンボール小 … 重いもの(本、鍋、食器など)

大きいダンボールに重いものをつめてしまうと、運ぶのがたいへんです。

引っ越し業者さんの搬出・搬入もたいへんですし、自分で片づけするのもたいへんです。

重くてたいへんだし、時間はかかるしで いいことなしですよ。

 

では、もっと具体的に何をダンボールにつめるのか見ていきましょう。

こちらの4つ以外のものは ダンボールにつめていきます。

  1. 引っ越し2日前 ダンボールに入れず、残すもの
  2. 引っ越し当日に荷造りするもの
  3. ダンボールに入れないもの
  4. 手元に置いて自分で持っていくもの

1つずつ内容を見ていきましょう。

① 引っ越し2日前 ダンボールに入れず、残すもの

  • 歯ブラシ、コップ
  • ヘアブラシ
  • 毎日使っている化粧品
  • 皿、コップ、箸4セット(家族4人分)
  • タオル4枚(家族4人分)

引っ越し直前は料理をしないので、最低限のものを「残すもの」にしました。

ご家庭によって最低限必要なものはちがいます。

ただし「あれもこれも必要!」と、残しすぎないようにしましょう。

ダンボール荷造りが8割完了していれば、他は一旦残していてもOKです。

② 引っ越し当日に荷造りするもの

  • カーテン
  • 布団、シーツ、枕などの寝具
  • 歯ブラシ、コップ
  • ヘアブラシ
  • 毎日使っている化粧品

引っ越し当日に身だしなみを整えたら、残していたものをダンボールにつめていきます。

③ ダンボールに入れないもの

  • ドラム洗濯機の固定部品
  • 照明
  • 大型家電(洗濯機、冷蔵庫、エアコン、など)
  • 小型家電(電子レンジ、炊飯器、ポット、掃除機、など)
  • ハンガー掛けの洋服
  • ダンボールに入らないもの(物干し竿、傘、衣装ケース、など)

ドラム洗濯機の場合は、運ぶときにドラムを固定する部品が必要です。

ダンボールに入れずに よけておきましょう。

照明、エアコンなどは引っ越し業者さんが取り外して持っていってくれます。

引っ越し業者さんによっては、ダンボールに入る小型家電でもそのまま置いといてOKなところもあります。

見積もりのときに細かく説明してくれるので 確認しましょう。

ハンガー掛けの洋服は、引っ越し当日に専用の保管ボックスに入れるので そのままにしておきます。

物干し竿などダンボールに入らないものは、まとめて一ヶ所に置いておきましょう。

④ 手元に置いて自分で持っていくもの

  • 貴重品(ノートPC、通帳、印鑑、賃貸契約書、など)
  • スティック掃除機、もしくはクイックルワイパー
  • 雑巾
  • ゴム手袋やビニール手袋
  • ゴミ袋
  • ティッシュ箱1個
  • トイレットペーパー1個
  • 手ふきタオル、汗ふきタオル
  • 子どものおむつセット、着替え予備
  • 充電器
  • 水筒

これまでの経験から、必要だったものをリストにしました。

引っ越し当日に転居先の鍵をもらいに行く場合は、書類や印鑑など必ず忘れないようにしましょう。

 

引っ越し2日前、この4つのリスト以外は基本的に全部ダンボールに入れます。

ご家庭によって最低限いるものや持っていくものはちがうので、家族の状態に合わせて残しましょう。

 

② 同じ棚のものは 同じダンボールに入れる

荷ほどきをできるだけスムーズにするための方法です。

私の体感では、荷ほどきのほうが荷造りの1.5倍くらいたいへんです。

なぜかというと、まったく同じ家に引っ越すわけではないからです。

あたりまえですね。

間取りも収納もまったく同じなら考えずにポンポン入れておしまいです。

でも同じ会社の賃貸アパートだとしても、間取りや収納は物件によって違います。

荷ほどきしながら「これどこに入れようか…」と考えることが何回も発生します。

これは荷造りでダンボールにつめ込むよりもかなり頭を使います。

そんな状況で、ダンボールの中に無秩序にいろんなものが入っていたら どうでしょうか?

食器と服と文房具が 一緒のダンボールに入っているとしたら。

荷ほどきの整理するだけで たいへんですよね。

スムーズに荷ほどきができるためには、荷造りの段階で準備が必要なのです。

  • 同じ収納場所のものは 同じダンボールに入れる
  • 収納ケースに入ったものはそのままダンボールに入れる

ダンボールを隙間なく埋めるために、パズルのようにつめこんでいませんか?

あちこちの違う場所に収納しているものを1つのダンボールにつめるのは できるだけ避けましょう。

靴、本、食器、おもちゃ、など。

その棚ごとにダンボールにつめていくと、荷ほどきでそのまま元に戻せます。

収納ケースに入れているものも同じです。

そのままダンボールに入れることで、荷ほどきでケースごと取り出せてスムーズです。

調味料、乾物などの食料品、洗面所の洗剤ストック、など。

一例としては、こんな感じです。

とはいえ荷物の量によっては、とにかく隙間なくつめこんでいかないとダンボールが足りない!ということもあると思います。

そういう場合もできるだけ同じ分類のもの、同じ収納場所のもの、を意識してダンボールに入れていきましょう。

 

③ 一箱埋まったら箱の側面とフタに記入する

ダンボールの側面やフタに「内容物」や「どの部屋からどの部屋へ」を書くところがあります。

必ず、すべて書きましょう。

ダンボールに記入する理由
  • 中身が何かわかるので管理しやすい
  • 行き先が書いてあると引っ越し業者さんの搬入がスムーズ

中身が何かわかりやすいと 荷ほどきもスムーズです。

行き先の書き方は「リビング」「2階」「子ども部屋」などがあります。

「台所」や「洗面所」は行き先指定にはしない

なぜかというと、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電の搬入があるからです。

台所や洗面所まわりのものは、まとめて行き先を「リビング」にしておいたほうがよいと思います。

 

部屋数が多いお家におすすめなのは、行き先を番号管理することです。

たとえば長男は①、次男は②、夫婦は③と行き先を書いておきます。

大きめポストイットかA4用紙に数字を書いて各部屋のドア付近の壁に貼っておきます。

そうすると「①のダンボールはこの部屋に置いてください」と伝えやすく、引っ越し業者さんも動きやすいです。

搬入の時間短縮にもなって、早く片づきます。

 

④ 前日までダンボールのフタは閉じない

あとから「アレどこやったけ?」とか「これも入れなきゃ」というのが必ず発生します。

こんな感じでフタを空けて置いておきます。

小さな子ネズミ(次男)も写っています ^^

ダンボールは【引っ越し前日の昼】と【引っ越し前日の夕食後】の2回に分けて閉じていきます。

詳しくは後述の「【引っ越し前日】荷造り 99%完了
」で書いています。

 

⑤ ダンボールは1か所にまとめておく

あちこちにダンボールを置いてると管理もしにくいです。

部屋の壁1か所に寄せて並べておくと、他の家具などを整理しやすいです。

3〜4部屋あるお家は各部屋で1か所にまとめてもよいと思います。

わが家は2DKなので一部屋にダンボールをまとめました。

 

これで、引っ越し2日前の荷造り終了です。

わが家ではだいたい6時間くらいかかりました。

いよいよ次は引っ越し前日、ラストスパートです!

【引っ越し前日】荷造り 99%完了

引っ越し前日のスケジュールはこんな感じです。

  1. 残っているものを荷造りする
  2. ダンボールのフタを閉じる
  3. ダンボールを1か所にまとめる
  4. ダンボールに入らないものをまとめる

順番に見ていきましょう。

① 残っているものを荷造りする

もう一度「引っ越し前日に残しておくもの」をリストで確認してみましょう。

引っ越し当日に荷造りするもの

  • カーテン
  • 布団、シーツ、枕などの寝具
  • 歯ブラシ、コップ
  • ヘアブラシ
  • 毎日使っている化粧品

ダンボールに入れないもの

  • ドラム洗濯機の固定部品
  • 照明
  • 大型家電(洗濯機、冷蔵庫、エアコン、など)
  • 小型家電(電子レンジ、炊飯器、ポット、掃除機、など)
  • ハンガー掛けの洋服
  • ダンボールに入らないもの(物干し竿、傘、衣装ケース、など)

手元に置いて自分で持っていくもの

  • 貴重品(ノートPC、通帳、印鑑、賃貸契約書、など)
  • スティック掃除機、もしくはクイックルワイパー
  • 雑巾
  • ゴム手袋やビニール手袋
  • ゴミ袋
  • ティッシュ箱1個
  • トイレットペーパー1個
  • 手ふきタオル、汗ふきタオル
  • 子どものおむつセット、着替え予備
  • 充電器
  • 水筒

このリスト以外のものは全部ダンボールに入れていきます。

ダンボールに全部入れ終わったと思ったら、そこで手を止めて一呼吸。

入れ忘れているものがないか、もう一度家の中を1か所ずつ確認しましょう。

② ダンボールのフタを閉じる

入れ忘れがなければダンボールのフタを閉じていきます。

閉じるときもガムテープの端を折り返しておくと はがすときにスムーズです。

【引っ越し2日前】荷造り 8割完了」で説明したようにダンボールのフタはまだ開いています。

閉じるタイミングは【引っ越し前日の昼】と【引っ越し前日の夕食後】の2回です。

【引っ越し前日の昼】に閉じるダンボール

「夕食後に閉じるダンボール」と「閉じないで残しておくダンボール」以外のものはすべて閉じます

夕食前にお風呂を済ませて、バスまわりのものも片づけるのがおすすめです。

【引っ越し前日の夕食後】に閉じるダンボール

  • 食器、調理器具

  夕食を食べ終わったら片づけていきましょう

 

閉じないで残しておくダンボール

  • 洗面用具(歯ブラシ、化粧品、ヘアブラシ、タオル、など)

  翌朝の身じたくが終わってから閉じます

  • カーテン

  ダンボールを組み立てておき 翌日すぐに入れられるように準備します

 

わが家は前日には洗濯機を回さないので、洗濯物はビニール袋に入れてダンボールに入れてしまいます。

③ ダンボールを1か所にまとめる

引っ越し業者さんはダンボールから持っていきます。

できるだけ1か所にまとめておくと搬出もスムーズです。

部屋数が多いお家は 各部屋の壁に寄せてまとめておいてもよいでしょう。

わが家は 2DKなので一部屋にダンボールをまとめました。

  • ダンボールの中身を記入した面が見えるように並べておく
  • 中身の種類ごとにまとめておく

ダンボールのフタを閉めた後に「アレどこにやったかな?」「これも追加で入れないと!」ということも発生します。

すぐに見つけられるように ポイントを押さえて並べましょう。

④ ダンボールに入らないものをまとめる

カラーボックスやラックなど、簡単に動かせるものはまとめておくとよいでしょう。

荷造りし忘れているものがないかの確認にもなります。

釣竿などの長物は空いているケースに入れているとそのまま持っていってくれます。

傷つかないように、大事なものはちゃんと梱包資材でくるんであげてくださいね。

 

さあ前日の作業は終わりです。

しっかり寝て翌朝の引っ越しに備えましょう!

 



【引っ越し当日】荷造りするもの

朝起きて身じたくを整えたら、最後の荷造りをしていきましょう。

引っ越し当日に荷造りするもの

  • カーテン
  • 布団、シーツ、枕などの寝具
  • 歯ブラシ、コップ
  • ヘアブラシ
  • 毎日使っている化粧品

布団、シーツ、枕は 引っ越し業者さんからもらった布団梱包袋に入れます。

それ以外はダンボールにつめていきます。

ダンボールに入れないもの

  • ドラム洗濯機の固定部品
  • 照明
  • 大型家電(洗濯機、冷蔵庫、エアコン、など)
  • 小型家電(電子レンジ、炊飯器、ポット、掃除機、など)
  • ハンガー掛けの洋服
  • ダンボールに入らないもの(物干し竿、傘、衣装ケース、など)

ドラム洗濯機の固定部品は、忘れずに洗濯機の上に置いておきましょう。

業者さんが運ぶときに使用します。

手元に置いて自分で持っていくもの

  • 貴重品(ノートPC、通帳、印鑑、賃貸契約書、など)
  • スティック掃除機、もしくはクイックルワイパー
  • 雑巾
  • ゴム手袋やビニール手袋
  • ゴミ袋
  • ティッシュ箱1個
  • トイレットペーパー1個
  • 手ふきタオル、汗ふきタオル
  • 子どものおむつセット、着替え予備
  • 充電器
  • 水筒

1日で引っ越しを終わらす場合はここに載せているものくらいで大丈夫でしょう。

遠方への引っ越しの場合は、お泊りセットなどさらに準備が必要です。

 

これで荷造り終了です。

ここからは引っ越し業者さんに託して搬出作業です。

搬入や荷ほどきも頭と体を使った大作業ですから 引き続きがんばりましょう!

子連れ引っ越しの荷造り まとめ

いかがだったでしょうか?

リアルな直近の引っ越しをもとに、荷造りについてまとめてみました。

細かくいろいろと書きましたが、大事なポイントは2つです。

  • 持っていくものをできる限り減らす
  • 荷ほどきを考えた荷造りをする

みなさんの荷造りが少しでもスムーズにいきますように。

参考にしていただけるとうれしいです。