「いつかやりたいなー」とか「チャレンジしたいな」と思っていること、ありますか?
私はたくさんあります。
その中で 特にやりたいことが2つ。
- 子どもと海外で暮らすこと
- 世界各地を旅行すること
これを実現するために2022年3月会社を辞めました。
資産1億円超えでもないし、FIREでもないし、副業でバリバリ稼いでいたわけでもありません。
資産ピラミッドで言うと「マス層」にあたります。
そんなわが家がどうして夫婦そろって会社を辞めて海外に出て行くのか。
無謀じゃない? 子連れで大丈夫?
もしかしたら失敗して無一文になって、やっぱ日本で生活してたほうがよかった、という状態になっているかもしれません。
それでも会社を辞めて動き出しました。
これから定期的に、わが家の挑戦のリアルな記録をご紹介します。
- やってみたいことがあるけど、迷っている
- 会社を辞めたあとのリアルな状況が知りたい
- 成功談だけじゃない、挑戦中のリアルな試行錯誤が知りたい
- 海外移住に興味がある
今回はよく聞かれることに対してまとめました。
100人いれば100通りのやり方や価値観があると思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです。
Q. どうして海外に行くの?(こだわるの?)
A. 自分が行きたいからです
子どもの教育のためとか、ビジネスチャンスがあるからとか、そういう理由が1番ではありません。
もっと根っこの自分を動かす原動力として「海外に行きたい」という欲求があります。
小さい頃から「世界ふしぎ発見!」「世界ウルルン滞在記」「世界ふれあい街歩き」などの番組が好きでよく見ていました。
「自分のまわりの狭い世界がすべてではないんだ」
ということが多感な時期の私にはとても響いたのかもしれません。
中高生の頃は文化人類学や民俗学などに興味を持って本を読んだり博物館や資料館に行ったりしました。
その後、大学生になって初めて海外に行きました。
日本との違いにおもしろさを感じたり、日本のすばらしいところを改めて感じたり。
こういった感覚にやみつきになってよく海外に行くようになりました。
そして日本での生活に戻ると、海外を知ってしまったからこそ「閉塞感」を感じるようになりました。
人間は環境によって左右される生き物です。
だんだんと「今の環境を変えたい」と思うようになり、行動することにしました。
Q. お金は大丈夫なの?
A. 大丈夫かは分かりません
どれくらいのお金があれば大丈夫なのかは、その家庭の価値観や教育方針によります。
わが家は FIREでもなく、副業でバリバリ稼いでいたわけでもなく、転職予定もなく、資産ピラミッドの「マス層」です。
準備した資金は、5年間無収入でも家族4人が生活できる金額です。
でも準備したお金で大丈夫かどうかは分かりません。
もし足りなさそうなら、自分たちで小さいビジネスをするか、どこかに雇ってもらうか、何かしらやって稼ごうと思っています。
選り好みしすぎたらやれること少ないですが、(合法的に)何でもやったるの視点で見ると無数に稼ぐ方法はあるとも思っています。
甘い考えでしょうか。
まぁ これからいろいろやっていくことを記録としてアップしていくので、どうなっていくか楽しみにしていてください。
Q. 会社に勤めながら海外は目指せないの?
A. 自分で決めた場所で生活したいので会社を辞めました
勤めていた会社は海外にも進出しており、海外駐在のチャンスもありました。
実際、独身時代に2年間アジア地域で駐在員として働いたこともあります。
それでも会社を辞めることにしました。
理由は
- 自分の裁量で住む場所、住む期間を決めたい
- 会社とのズレを感じ始めていた
ということです。
- 自分の裁量で住む場所、住む期間を決めたい
駐在勤務は会社がその国に進出していることが前提ですし、会社都合で勤務地を決められ、一定期間で日本に戻されます。
自分で住む場所も住む期間も決められるのは、私たちにとってとても重要です。
- 会社とのズレを感じ始めていた
新卒から16年勤めていた会社では、学ぶことが多く、たいへんなこともありましたが、上司・部下・同僚にも恵まれて楽しく仕事ができていました。
しかし、出産によって生活スタイルや考え方が変わっていき、新型コロナウィルスや知人の死をきっかけに「自分がやりたいことを今やろう」と考えるようになりました。
そうすると会社で働くことに魅力を感じなくなっていきました。
「みんな会社を辞めましょう!」ということを言いたいわけではありません。
辞めても責任持てませんし。
いまの自分の選択は、完全に自己責任です。
無一文のすっからかんになろうと選んだ自分の責任です。
それくらいの覚悟は持ってやっています。
まぁ無一文になってもそこからなんとかやって行けるでしょう、と変な自信はあります。
Q. 子どもの教育はどう考えてるの?
A. 与えられた環境で最大限学んで、自分の道を切り拓いてほしい
子どものいる家庭にとって、子どもの教育は1番の関心事ではないでしょうか。
わが家は
気に入った場所に住み、そこで子どもたちの学校を探そう
と考えています。
先ほどお伝えしたように、わが家の海外移住は子どもの教育が1番の目的ではありません。
「自分たちが海外に住みたいから」というのが出発点です。
「子どもがいるなら子どもを最優先に考えて生活すべき」という考え方もあると思います。
住む環境や通う学校などさまざまなことを、子どもにとってのベストは何か考えて用意するのはとても重要です。
その一方で、わが家では「親の姿勢が子どもの教育になる」と考えています。
「ほんとは海外行きたいんだけどなー」と思いながら粛々と日本で働き、子どもには「やりたいことを見つけてがんばりなさい」と言う。
これは私にとってすごく違和感です。
親が試行錯誤しながらも自分がやりたい道を進んでいる
格好わるくても、こういう姿を子どもたちに見せたいです。
自分がそうだったのですが、親がこうなってほしいと思う方向に子どもは育たないものです。
その経験から、どんな環境でも子どもは自分の興味関心を見つけて熱中して行くのではないかと考えています。
現在は学ぼうと思えば、YouTubeをはじめ、いろんなメディアから学ぶことができます。
場所にこだわらず、子どもを観察し、子どもの興味に合わせて、必要なときに必要なだけ関わろうと思っています。
Q. 英語できるの?
A. 旅行で軽く話せるくらいです
「すごいスキルや実績あるから会社辞めたんでしょ」と思われるかもしれないので、簡単にわが家のステータスをご紹介します。
夫 | 妻 | |
年齢 | 1980年代半ば生まれ | |
学歴 | 四年制大学卒(文系) | 四年制大学卒(文系) |
職歴 | サービス業3社経験 | サービス業1社経験 |
スキル | 料理できる | 中国語やってた |
資産 | 資産ピラミッドの「マス層」 |
いかがでしょうか?
スキルは 書くことなくて なんとか捻出した感じです。
夫婦ともにプログラミングのような専門的なスキルはありません。
こういう夫婦でも子連れで海外移住や世界旅行ができるのか、挑戦を見守っていただけると幸いです。
Q. 海外には行ったことあるの?
A. 夫婦それぞれ海外で生活したことはあります。
夫婦ともに もともと海外に興味があり、それぞれ海外旅行に行ったり現地で生活したことがあります。
夫は27歳くらいまで学生だったので、アジア各国やオーストラリアへ旅行に行ったり、ワーホリをしたりしていました。
私は学生時代にアジア、ヨーロッパ、アメリカなどを旅行したり、短期留学をしていました。
独身時代は2年間アジア地域で駐在勤務も経験しました。
結婚前には2人で海外旅行をしたことも何度かあります。
こういったことから、夫婦ともに海外で生活することの精神的ハードルは低いほうだと思います。
Q. どこに移住するの?
A. まだ決めていません
何パターンか計画を用意していますが、第1希望としてはまず海外旅行をして実際に現地を見てから住む場所を決めようと考えています。
夫婦そろって欧米よりアジアに興味があるので、アジアのどこかになる可能性が高いです。
Q. 不確定要素が多すぎて不安じゃない?
A. できるかぎり準備はします
日本であれ、海外であれ、どんな場所に住んでいても 先のことは確実には分かりません。
新卒から16年勤めた会社を辞めたインパクトが大きかったのか、最初の1ヶ月くらいは不安になるときもありました。
そのときにやって効果があったことは2つです。
- 不安を書き出す
- 最悪の状態とその対策を考えておく
- 不安を書き出す
とりあえず不安に思うことを紙に書き出します。
毎月の収入がなくなった、とかです。
その書いた内容に対して、不安に思う必要があるのか確認していきます。
毎月の収入がなくなった
↓
無収入でも家族4人が5年間生活できるだけの金銭的余裕はある
↓
1年間はまず色々チャレンジして好きなようにしてみよう
そして不安が薄らいで「大丈夫」と思ったら、不安を書いた紙を丸めて捨てます。
紙に書き出して捨てるという実際の行動をすることで、頭の中からその考えを追い出す効果があります。
- 最悪の状態とその対策を考えておく
どういう状態が起こる可能性があるのか書き出して、その対策を用意しておきます。
- お金が足りなくなる
- 住む場所が見つからない
- 夫婦どちらかが死亡する
- 親の介護が必要になる
- 家族が大怪我や大病を患う
例えば「お金が足りなくなる」であれば
- 収入がなくても5年間生活できる資金を用意する
- 個人で稼げる仕事をつくる
- 雇ってもらえる会社を探す
というように書き出していきます。
さらに1つずつの内容をどうやって実現するのか、具体的に書き出していきます。
この対策に沿って具体的に行動をすることで不安も消えていきます。
また、起こる可能性の中でどういうシナリオが最悪の状態か把握しておくことも重要です。
心構えをして、そのときどうするか考えておくと精神的に安定します。
Q. 会社を辞めたあとは どんな生活してるの?
A. いろいろチャレンジしながら、準備して過ごしています。
具体的には以下のようなことをしています。
- モンテッソーリ教育の学びと実践を深める
- ブログを書く
- フリマアプリの活用
- 読書(ビジネス、健康、心理学、論理思考)
- 言語習得(英語、中国語)
- 海外の情報収集
退職と同時に夫の実家へ引っ越し、子ども2人は保育園をやめました。
子どもと一緒に過ごす時間の合間や 週何回か1人で過ごす時間をもらって取り組んでいます。
Q. この先の具体的な計画は?
A. 今年(2022年)の10月以降に出国予定です
最初に東南アジア、オセアニアを周ろうと考えています。
そのあとはラフ案ですが欧米、南米、アフリカなど興味のある国へ行ってみようと考えています。
その時々の情勢に合わせて、行き先が変更になる可能性もあります。
1年くらいは日本と行き来しながら家族でいろんな国へ行ってみる計画です。
旅行する中で気に入った場所があれば、定住しようと考えています。
まとめ
すごいスキルや実績があるわけでもない、FIREしたお金持ちでもない、副業で稼いでいたわけでもない「フツーの人」がどうやってやりたいことを実現するのか。
「これをやれば絶対大丈夫!」という正解はありません。
試行錯誤のリアルをお伝えできればと思い、最初のこの記事を書きました。
まだ会社を辞めただけで出国もしていませんが、これから取り組んでいくことを記録として残していこうと思います。
おもしろいことする人たちもいるんだなーと温かい目で見守ってもらえると嬉しいです。