宿泊費節約のために始めた車中泊。
気がつけば、1年で70泊以上してました。
初心者からはじめて、試行錯誤してきて分かった子連れ車中泊のメリット、デメリットをご紹介します。
ちなみに、わが家の車中泊スタイルはこんな感じ。
- 人数:4人(大人2人、未就学児2人)
- 車種:ミニバン(フルフラットにならない、改造なし)
- 車中泊で料理はしない
子連れ車中泊の参考になれば嬉しいです。
子連れ車中泊のメリット
家族4人でミニバン車中泊。
わが家が感じたメリットはこちら。
順番に見ていきましょう。
① 宿泊費がかからない
これが子連れ車中泊の1番のメリットと思ってます!
道の駅やサービスエリアで、セッティングして寝るだけ。
実質とかじゃなくて、ホントに宿泊費0円!
これなら何泊してもお財布にやさしい。
② 好きな時間に移動できる
子連れだと全然予定通りにいかないこと、多くないですか?
「9時の新幹線に乗らないと!」
「17時までにチェックインしないと!」
なんて、慌てて移動することもあったり…。
その点、車中泊は好きな時間に移動できるのがメリット。
- 晩ご飯を食べてから出発
- 夜に移動して、翌日の目的地近くの道の駅で車中泊
こんなこともできちゃいます。
そして
「やっぱりあの場所も見てみたい」
「あれ食べに行きたい!」
その場の感覚で行き先を決めるのが旅の醍醐味。
急な予定変更や当初の予定を大幅変更しても大丈夫なのも車中泊の良いところです。
③ 荷物の積み下ろしがない
車は、部屋ごと移動する感覚で過ごせるのが魅力です。
ただ、
- ホテルに泊まる
- キャンプをする
この場合は荷物の積み下ろしや荷ほどき、荷づくりが必要です。
車中泊だと部屋ごと移動して、その部屋でそのまま寝る感覚で旅ができます。
ミニバン車中泊は寝具のセッティングはありますが、わが家の感覚ではホテル泊よりラクです。
車中泊 | ホテル泊 |
荷物をどけて寝具セッティング(5分) 荷物を戻す 翌日、寝具を片づける(5分) |
荷物をホテルまで持って行く 荷物を開ける 翌日、荷物を詰める 忘れ物ないか確認 荷物を持ってホテルを出る |
「荷物を持って移動する」「忘れ物ないか確認する」を毎回やるよりは、車中泊をセッティングするほうがラクでした。
あくまでわが家の感覚ですが。
子連れ車中泊のデメリット
子連れミニバン車中泊をしてみて感じた、デメリットはこちら。
順番に見ていきましょう。
① 運動不足になる
車での移動はとっても便利!
プライベート空間で、のんびりくつろぎながら移動できるのが魅力です。
ただ…、便利すぎて動くことが少なくなります。
- 車で目的地の近くまで行って、少し歩いて、また車で移動
- 少ししか歩いてないけど、ご当地のおいしいものをいろいろ食べる
これのくり返しになります。
すると、どうなるのか…?
2022年に北海道一周と本州縦断の車中泊旅をしましたが、夫婦それぞれ 1ヶ月半で体重が5kg増えました。
車中泊旅でも、
- 自炊する
- 意識して運動する
- 摂取カロリーをコントロールする
これらのことができる人はまったく問題ありません。
ご当地グルメを食べまくり、寒さを理由に動かなかった私にとってのデメリットです。
② ひとり時間がない
子連れ車中泊をして分かったこと。
それは、家にいるときよりも「ひとり時間」がありません!
移動するのも、食べるのも、寝るのも、い〜〜っつも家族いっしょ。
- ひとりで読書したり
- 動画を見たり
- ブログを書いたり
そんな時間は、ほぼありません。
家なら寝室とはちがう部屋で趣味の時間を持つこともできます。
ミニバン車中泊は、狭い空間でいっしょに寝ているので、外に出るためにドアを開けると子どもが気づいて起きてきたりします。
いろいろやってみた結果、私のベストなやり方がこちら。
- サービスエリアの車中泊なら、子どもが寝てから or 朝早くに フードコートで自分時間を持つ
- 子どもたちが寝たあと、暗闇の中でスマホをいじったり、聴き読をしたりする
道の駅は営業時間外は建物の中に入れないので、ほぼ②のパターンでひとり時間を過ごしました。
スマホを見過ぎると睡眠の質が下がるので、聴き読できる「Amazon Audible」は旅の間も重宝しました。
③ 広々と寝られない
寝ながらゴロゴロ転がってくる子どもたち。
ホテルやテントなら、少し体をズラせば快適に寝られます。
家族4人のミニバン車中泊では、逃げ場がありません。
身をよじらせたり、子どもを押し返したりして寝ていました。
キャンピングカーなら、フツーにベッドで寝る感じなんでしょうね〜。
④ 天気や気温の影響が大きい
自然の影響をダイレクトに受けるのが、ミニバン車中泊。
- 雨や風が強い中でも寝具セッティング
- 夏は窓全開でも蒸し暑くて寝られない
- 冬は氷点下の寒さで、防寒対策が必須
わが家ではそれぞれ対策しています。
まず、雨の寝具セッティングはこんな感じ。
- 身障者用の屋根つき駐車スペースでセッティング(5分)
セッティング後に駐車場内を移動 - 近くの屋根つき駐車場(量販家電店やショッピングセンター)でセッティングしてから移動
このどちらかのやり方で、なんとかなりました。
問題は、暑さと寒さ。
1年通して車中泊してみた結果、暑さと寒さの対策は今のところ これがベスト。
キャンプと同じで、季節をダイレクトに感じられるのが車中泊の魅力でしょうか。
無茶せず、暑さと寒さの対策をしっかりして楽しみましょう。
まとめ 子連れ車中泊メリット、デメリット
わが家の経験をもとに、メリットとデメリットをご紹介しました。
- メリットは、子連れ車中泊をはじめるきっかけに
- デメリットは、対策すれば車中泊がもっと快適に
子連れ車中泊をもっと楽しむための参考になれば嬉しいです。
そして、この記事を書いてて気づきました。
キャンピングカーなら、デメリットを全部カバーできるんじゃないか…!
すごい!キャンピングカー、最強!!
ただ…、キャンピングカーって高いし、大きくて運転たいへんそうだし、わが家は今のところミニバンで車中泊を楽しむ予定です。