こどもの遊び

子どもの感覚を刺激する「カラコロツリー」|発達への効果も!

おもちゃについて、こんなお悩みありませんか?

  • おもちゃは極力増やしたくない
  • こどもが長く楽しめるおもちゃを用意したい

わが家がいろいろ用意した中で、おすすめできるのが カラコロツリー

モンテッソーリ教育の要素も入ったおもちゃです。

実際に使ってみた感想や遊びのバリエーションをご紹介します。

 



「カラコロツリー」ってどんなおもちゃ?

カラコロツリーは、ビー玉を転がして遊ぶ 木製のおもちゃです。

  • 葉っぱが等間隔についた、ツリーのような形
  • ビー玉が葉っぱに当たりながら落ちて、カラコロと音がする
  • 葉っぱの大きさがそれぞれ違うので、落ちるごとに音が変化する
  • 葉っぱの色がグラデーションになっている

 

実際にビー玉を転がすと、こんな感じです。

 

こちらのカラコロツリーは、ボーネルンド社のもの。

 

美しいグラデーションと多彩な音

シンプルなデザインなのも気に入って、木製玩具の一軍としてお迎えしました(わが家が購入したのは小さいほう)。

でも2023年5月現在、販売を終了しているようです

メルカリでは中古品も出ているので、検討してみるのいいかもです。

※ 初めて利用する方は、紹介コード「RMKNTU」を入力すると500Pのプレゼントがあります!

 

他社でも「カラコロツリー」という名前で同じようなものが販売されています。

マジックウッド (Magic Wood) カラコロツリーS MB1402

 

大きさはどれくらい?

わが家が購入したのは、ボーネルンド社のカラコロツリー(2023年4月現在、販売終了)。

自宅スペースを考えて、小さいほうにしました。

高さ: 約 48 ㎝

土台: 約 16 × 16 ㎝

高さがあるので、棚の上にいつも置いています。

 

何歳から遊べる?

販売元は「対象年齢は6歳から」としています。

小さいビー玉を扱うので、安全に使える年齢にしているようです。

ただ、わが家の長男は2歳ごろから、次男は1歳半ごろからやるようになりました。

3歳くらいまでは、ビー玉は手の届かないところに保管しておき、遊びたいというときに渡していました。

ご家庭の判断で、低年齢からも遊ぶことができると思います。

 

カラコロツリーの効果

モンテッソーリ教育の視点から見て、カラコロツリーには大きく3つの効果があります。

  1. つかんで離す、手の運動の効果
  2. 視覚への効果
  3. 聴覚への効果

 

  1. つかんで離す、手の運動の効果

脳が大きく発達する幼少期。

五感を刺激して伝わった情報を脳で理解するために、子どもは手を動かします。

見るだけ、聞くだけでは十分に理解できませんが、手で触ったり、つかんだり、離したりすることで理解を深めていきます。

つまり、「手の動きが脳の発達に大きく影響している」ということなのです。

 

手を思うように動かせるようになってくる、2歳ごろ。

ボールのように大きなものを手全体でつかむ動きから、指先の力を調整してビー玉をつまむ動きができるようになります。

こういった発達に合わせてカラコロツリーを用意すると、子どもは夢中でくり返し遊びます。

 

  1. 視覚への効果

視覚への効果は大きく2つあります。

  • 追視、目の動きの発達
  • 色の変化を見分ける

 

追視とは、動くものを目で追う眼球の動きのことです。

視力や目の動きは、6歳ころまでに大きく発達します。

ビー玉が転がって落ちていく様子を目で追うことで、目の動きの発達にも効果があります。

 

葉っぱの色がグラデーションになっているのが、カラコロツリーの特徴です。

「青色」といっても1色だけではない
微妙な色のちがいがある

こういったことを感覚的に身につけていきます。

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  1. 聴覚への効果

葉っぱの大きさが下にいくほど、だんだん大きくなっているカラコロツリー。

そのため、ビー玉が落ちていくほど、葉っぱに当たって出る音は低くなっていきます(木琴の仕組みですね)。

音の変化を耳で楽しみながら、音のちがいを聞き分けることができます。

 

カラコロツリーの注意点

注意点は大きく3つ。

  1. ビー玉の取り扱いに注意が必要
  2. 倒したりすると葉っぱが取れやすい
  3. コンパクトには片づけられない

 

  1. ビー玉の取り扱いに注意が必要

3歳くらいまでは、ビー玉を飲み込んでしまわないように注意が必要です。

遊ぶとき以外は、ビー玉を子どもの手が届かないところに保管しておくなど、対策しましょう。

 

  1. 倒したりすると葉っぱが取れやすい

葉っぱは支柱のくぼみにはめ込まれているだけなので、倒したり強くぶつかったりすると取れてしまうこともあります。

子どもが小さいうちは、乱暴に扱わないように注意して見守りましょう。

わが家では、よく取れてしまう葉っぱだけ、ボンドで接着しました。

音には特に変化はありませんが、接着するかどうかはご家庭の状況で判断してくださいね。

 

  1. コンパクトには片づけられない

ボーネルンド社の小さいほうを購入しましたが、サイズは高さ48㎝、土台16×16㎝ あります。

解体したりできないので、そのままの状態で棚の上に置くかたちになります。

他にもおもちゃがたくさんあるなら、収納場所の調整が必要です。

 




カラコロツリーの遊び方、活用方法

遊び方は子どもそれぞれ。

「正しい遊び方」はありません。

子どもがどんな遊び方をするか見守るのも面白いですね。

ここでは、わが家の子どもたちの遊んでいる様子をご紹介します。

 

  • ビー玉を上から転がして遊ぶ

ベーシックな遊び方です。

いくつものビー玉を一緒に転がすと、多彩な音を聞くことができます。

 

  • 人形や車をのせる

デュプロの人形やミニフィギュア、ミニカーなどを葉っぱの上にのせて、ごっこ遊びもしていました。

ただし、これは本来の遊び方ではありません。

葉っぱが破損してしまう可能性もある

物をのせると、葉っぱが取れてしまうこともあるので注意しましょう。

人形やミニカーで叩くような遊び方をしているときは、やめるように注意しました。

 

次男が色に興味を強く持っていた時期は、それぞれの葉っぱの色に合わせておもちゃを置いていました。

こんな風に色に興味が出てきたら、色板のお仕事に誘ってみるのもおすすめです。

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  • 他のおもちゃと組み合わせて遊ぶ

ピタゴラスイッチのように、他のビー玉転がしや積み木と組み合わせて遊ぶこともできます。

わが家ではキュボロやBRIOのレールなどを組み合わせて遊んでいました。

 

 

 



まとめ 子どもの感覚を刺激する「カラコロツリー」

子どもが楽しみながら遊べて、感覚の発達にも効果のあるカラコロツリー

わが家では2歳ごろから使い始め、6歳になる長男は今でも他のおもちゃと組み合わせて遊んでいます。

3歳の次男は、カラコロツリー単体で遊ぶことがほとんど。

もうすぐ3人目も生まれる予定なので、あと5年以上は一軍のおもちゃとして活躍しそうです。

シンプルな「ビー玉転がし」だからこそ長く楽しめて、買ってよかったと思います。

モンテッソーリ教具のような、美しい色と音、デザインも気に入っています。

カラコロツリー、おうちの中にお迎えしてみるのはいかがでしょうか。